茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

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言葉の価値

すっぴんだと、ときどき性別を間違えられる。
ちゃちゃっと日焼け止めを塗るのみの超手抜き顔で出かけた先日のお伊勢参りでも、
内宮さんでデジカメをぱしゃぱしゃやっていたところ、
「おう、兄ちゃん、わしも撮ってくれや」
酔っ払いおやじに変な絡まれ方をした。
めんどくさいのでカメラを向けてやったら、
「兄ちゃん、わしはお前が気に入ったでえ、よーし、食え」
ポケットからチーカマを差し出しふらふら立ち去る。
「えらい粋やのお」
と、おとんには馬鹿ウケだった、チッ。

だがまあ、見た目はおっさん臭くてもやっぱりおばはん。
ちょっとしたものの考え方にふと、
「こゆのっていかにもおばはん特有の嫌らしさだな」
と我ながら苦笑してしまうことがよくある。

例えば。
真に胸底から感心していようと、私は人さまを称えるのにどうも妙な躊躇を覚える。
私ごときがなあ…と、却って何やら悪いことでもするかのような気分になってしまうのだ。
どう賛嘆の意を表したらよいのか、と、それをうまく伝える言葉にあれやこれや悩み、
結局、くしゃくしゃに丸めた反故が頭ん中で溜まっていくだけ、ってことが多い。

が、全然感心しないタイプの人には結構ぺろんと世辞なんか言えちゃったりする。
いや、苦手だがどうしても避けられぬ相手とはそれだけで僅かに繋がっているとさえ思う。
で、内心じゃ、やれやれ、よくこんな実の無い言葉に喜べるワ、とか呟いてんのな。

自分がこんな調子なんで、やたら褒め言葉を連発する人など私は少しも信用していない。
他を気持良くさせる言葉を使いましょうったって、おのれを上位に置いてなきゃできぬ話、
現にそういう人は、褒めるのと同じだけ無神経な発言をも連発している。
賛美と軽侮は紙一重だし、子どもや部下など目下の相手以外を『褒める』なんてのは、
思い上がり以外の何ものでもない。

正にしろ負にしろ、価値を意識して吐いた言葉ならば、
「あなたの言葉にどれほどの価値があるのか」
こうせせら笑う人間がいることも意識しなくちゃあかんよな、と思う。

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