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茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

めんどくさいもん

先月下旬。

お風呂で麦の唄など口ずさみながら身体を洗っていたら

「ん?」

手が止まった。
ガリ婆の小さくしぼんだ左お乳にコツンと何かが当たる。
湯気で曇る鏡を拭いてじっと見たらその脇に変なへこみもある。

「あ、こりゃちょっとあかんやつかもしれんな」

何となくそう思ったので、翌日、いつもかかっている市立病院へ行った。
昨今は紹介状無しでは診てくれはらん科も多いが、外科はまだ飛び込み可だ。
一口に外科と言っても診療範囲が幅広いのでかなり待たされるし、初診料は痛いものの、
そこんとこはまあしょうがない。

やはりえらく混んでいてかなりどころではなく待った。
が、その日は常よりさらに混んでいたらしく、別の曜日担当の先生も応援に駆けつけて、
無事診察に至る。
私を診てくれはったその応援の先生は、ちょうどうちの甥と同じくらいな年齢の方やろか。
口調も表情も物柔らかで温かい。
失礼ながら、お若くて優しいクマさんってな印象を受けてしまった(笑)。

大きな病院ってのは、生死を分ける病状の人優先なのが当然、今日は触診して終わり、
後日検査やろな、と思っていた。

が、触診後、

「きすけさん、今日お時間ありますか?」

温かな口調も表情も崩さすそう訊かはるんで、お時間たっぷりで働きの無いクソ婆は、

「はい」

と即答()

「またすごく待って頂くことになりますけど、今日中にマンモとエコー検査だけしますね」
「はい」
「私の診察は四日後なので、そのときいらして下さいね」
優しいクマさんの笑顔でおっしゃる()

「はい、よろしくお願い致します」

内心、びっくりした。
我が市にもわりと評判のいい乳腺外科のクリニックがあって、初めはそっちに行こうかな、

などと思っていたんだが、まずは検査までの予約を取るのが大変らしい。
飛び込みなのに、来たその日に検査って、すげーな、と思った。

お腹空いたけど()、持ってきた本を読んで暇を潰しつつ検査を受けて帰った。
マンモは痛いと聞いていたが、これまで別件であちこち鬱陶しい検査を受けてきたためか、

何とも思わなかった。


で、四日後。

やっぱり優しいクマさんな先生が検査画像を説明してくれはった。

「悪性の可能性があります」

ま、そやろな、と思った。
マンモの画像は後からしかわからないが、エコーは先回受けた際、しっかり見ていた。

エヘン虫みたいなイガイガしたのんが黒く映っていたんで、

「あ、こりゃちょっとあかんやつかもしれんな」

最初この掌に感じたことを反芻しているような感じ。


先生はこの日もまた同じことを訊かはった。

「きすけさん、今日お時間ありますか?」

「はい」

「また待って頂かなきゃいけませんが、吸引組織診をしようと思います」

私は、この日も、内心、びっくりした。
(
えっ、当日でもやるんかい)

「局所麻酔を使いますので、申し訳ありませんが同意書が」

「はい」
も、すっかり慣れてるんで、すぐに署名した。

検査と言っても手術扱いなんやねえ、呼ばれたとこも簡易ながら手術室やったし。
けどさ、やってもらえるもんならさっさとやってもうたほうがええわ。

先生に優しく声をかけてもうても、結構痛ぇなあ、とは思ったが、我慢できぬ程じゃない。

第一、その日のうちに行動して頂けるって、有難い。
ガーゼと絆創膏と包帯をぐるぐる巻き状態で家に帰った。

特に何ということもなかった。
ただ麻酔が切れた後は痛くて一寸出血もあったんで、おっさんには外食してもらった。


結果はこれから二週間後らしい。
長いなあとは思うけど、優しいクマさんな先生なんで、白黒灰いずれにしても大丈夫、
何とかやっていけると感じている。


 

私は生来めんどくさいことが嫌いなんだと自覚していたが、今回もやはりそうだった()

雨続きで鬱陶しいけど晴れたらまたK川で散歩しようと思う。

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