茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

観てて良かった

おっさんは出張中、お風呂上りに
「おとーさん、一本いただきまっせ」
ボソボソひとりごちつつYEBISUの500缶をプシュッ、TVをつけた。

ニュースは7時台に見たしとNHKからチャンネルを変えたところ、丁度始まった『舟を編む』。
そう言えば少し前話題になっていたな、程度の気持ちでぼんやり眺めていたのに、あらまあ、
ぐいぐい惹き込まれてしまった。

国語辞典の編纂に働く人々の姿を取り上げた映画、話は割と地味に淡々と進んでゆく反面、
恋愛の描き方などちょっとメルヘンチック過ぎて雑な印象さえ受ける。
にも関わらず、不思議に嘘っぽくなく、自らも一緒にそこにいるような気分になってくる。

大好きだった向田邦子の随筆に時々出て来る『白湯を飲んだような温かな気持ち』という、
誰にも真似できないそんな繊細な表現を実にしっくり思い浮かべられる、いい作品だった。

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