茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

いじらしいぜ…

一昨日。
「お、せや、今日はお雛祭りやってんな」
ほんじゃちらし寿司にしましょか、と、スーパーへ。

当地は雪も平年通りだったというのに、未だ軒並み野菜が高い。
「おいこらきゅうりあんた何様やねん」
無意味に毒づくも、菜花や春菊は土地の旬のものだけあってお値打ち、有難いことだ。
行事ってほどでもないが、せっかくなのでトッピングの目玉にいくらと帆立貝柱を。
潮汁用の蛤はあいにく中国産のみしかなかったため、しばし躊躇った。
でもま、たまに少量食ったところでどうってことないわな、大体知らんうちに口に入っとるやろ。
人間五十年~も過ぎちゃった身、始終ピリピリ神経を尖らせて暮らすほうが余程身体に悪い。

もう一品、ひじきの煮物などを拵え、おっさんと二人、ささやかに桃の節句を愉しむ。

昔はうちに合う寿司酢の加減がわからず、ガッカリちらし寿司になってもたこともあるんだが、
少ーしだけ甘めにしたら概ね好評、何にせよ今回も季節感だけは味わえたであろうと思う。

さて。
生食用の帆立貝柱のパックに飾りとして7センチほどのちっちゃな桃の枝が入っていた。
鮪のお刺身における模造菊みたいな役割ですな。
息苦しく閉じ込められ、横たわっていたそれ、傷みかけちゃいるけどいくつか蕾が付いてるし、
ぽいとほかしてしまうのも薄情、駄目元で水を吸い上げ易いよう下部を斜めに切りお猪口に。

翌朝。
ちゃんと咲いていた。
いじらしいな…
おお、おお…愛い奴じゃのう…いじらしいぜ…。

ついでに帆立の身が乗っていた貝殻まで洗浄して取っとくという。
貝殻のお皿 
いやさ、貝殻とは言え、径が13センチほどもあり、ちょっとした小皿風の趣なんだよなあ。
湯豆腐やうどんを拵えた際、これに刻み葱・おろし生姜等薬味をあしらい食卓に出そうと思う。



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