茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

かき揚げばんざい

かき揚げって、いったい誰が考えたのだろう。
天保から嘉永の間には既に存在していたらしいが、実に素敵な料理だ。
半分~1/4個(本、株、把)てな風に半端に残った玉葱・南瓜・薩摩芋・人参・牛蒡・茸・三つ葉、
酢の物で使い切るには些か量の多かったパック入りの生もずく、数本余った竹輪やカニかま、
賞味期限切れ間近な干桜海老他、何種かを合わせて揚げれば、忽ち美味しい一品となる。

おっさんは、今日からお盆休み。
面関係の事柄には拘らんかったようだが麺食いな彼の要望で、お昼はキリリ冷たい素麺や、
ざるうどん等に傾きがち乍ら、このクソ暑さ、さっぱりしたものだけでは夏バテまっしぐらである。
そんなときにも強い味方となるのが、上記のように今ある材料だけでさっとできるかき揚げだ。
また、真冬は真冬で熱ーいうどん・蕎麦の上にのせればもっとあったまるような気がするしな。

だが、このかき揚げ、以前はあまり作らなかった。
何故なら、一つ間違えば油の中で分解という、やたら気を遣う作業だったからだ。
「言われた通りの作り方をきちんと守って揚げとるやん!」
おのれの腕を棚に上げ、怒ることしばしば。
結局、出来上がった“バラバラ揚げ”をごまかすべく出汁で煮て玉子でとじた丼になったりした。

七年前の秋だったか。
偶々ついていた当地のCATV番組で、ローカルな料理の先生がかき揚げを実演しておいでる。
初めはただぼけーっと眺めていたのに、いざ揚げようという瞬間、
「えっ、こんでええの?」
俄然身を乗り出した。
現在でこそさほど珍しくない方法になってきたが、正方形に切ったクッキングシートに種をのせ、
そのまま油の中に入れていくんである。
早速試してみたところ、おお、先生の実演通りの出来上がりだ。
粉の量も少なく済み、その分からりともたれない。

かき揚げという、実に素敵な料理を考え出した人は、偉い。
が、私にとって最も偉いのは、そのかき揚げを私にだって簡単にできるよう工夫した人だ。
論無く、わがまちのローカルな先生も偉い。
こういうラクなやり方もありまっせー、とだけ仰っていたため、どなたの考案なのかは不明だが、
いち早く紹介して下さった。
この方法が頻繁に取り上げられるようになったのは、私の見る限り、まだ二年くらいのことだ。

とにかく、今や、かき揚げばんざい、なんである。



以下は晩ごはんのメインとして海老を使った場合のレシピだが、自分用の覚え書き。


          海老と野菜のかき揚げ

 【 材料 】  出来上がりで直径10センチ前後 四枚分

  海老 殻をむいて100~150g
  玉葱 中サイズ1/2個(小サイズなら1個)
  人参 中サイズ1/2本
  三つ葉 1/2把
                  以上は一応の目安、少々のことなら増減しても影響はない
 
 
  天ぷら粉(薄力粉でも可、そう変わらない) 1/2カップ
  冷水 60~80mlくらい(具の水分による、まとまる程度)
  サラダ油 適宜

  【 手順 】

1 玉葱は縦半分に切って1cm幅くらい、人参は千切りにし、三つ葉は3~4cmのざく切り、
 下処理した海老は2cmくらいにブツブツ切る。
2 1をボウルに入れ、天ぷら粉を直接振り入れてお箸で混ぜ合わせる。

3 2に冷水を加えてあまり練らないようさっくりと混ぜる。
多少粉っぽくても構わない。

4 一辺10~12cm程度の正方形のクッキングシートを四枚作り、それぞれ丸まらないよう対

角線で×の折り目を付けておく。
  そこへ四つに分けた種をのせ、円に形作る。

5 シートの両端を持って170~180℃に熱した油の中へはねないように静かに入れ、2分ほ

ど経ってシートがはがしやすくなったら裏返して外し(自然にはがれてくるので焦らずともよい)

大体1分、さらにまた裏返して1分揚げる。

6 状態を見て両面こんがりきつね色になったら引き上げ、バットの網の上やざる等に縦に置

 いてしっかり油切りする(すぐに横に寝かせると余分な油が落ちずくどくなる)

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