茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

風習

おっさんの故郷・伊勢では、お正月の注連飾りを一年中掛けておく風習がある。
彼は名古屋の某私立大に進学し、十八歳で故郷を出たのだが、以来住まったどの地でも、
松の内の七日または小正月の十五日が過ぎれば注連飾りがさっさと外されてしまうことを、
ひどく奇異に感じたそうな。

ふたり営巣したこのまちも同様。
結婚して本籍がおっさんの実家の伊勢になり、神領縁の者らしく風習に従おうと思ったものの、
「いつまで飾っとくんやろ」
「今どきの奥さんは、だらしないのかねえ」
一月下旬、たまたま当時のコーポ上階の年輩御夫婦の会話を耳にし、断念。


現在は、というと。
注連飾り
七日の夕に玄関ドアから外し、パソコンラックのプリンターの上に。
(
ついでにまた出た五百円玉壺()、この人の定位置はここなんですわ)
小正月が過ぎたら、今度は埃をかぶらんようダイニングボードの最上段へ移動。
一年間、室内でガラス越しに仰ぎ見る、それがいつの間にか定着したうちの風習なんである。

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