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茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

続・とうがん

ところで。
おっさんは、とうがん同様セロリも嫌いだ(だった)
サラダやマリネの香りづけにほんの一寸混ぜただけでも、几帳面に選り分け、取り皿に盛る。
野菜スープなんかへ入れた日にゃ、全体がセロリ味になっとる、とか言って、丸残し。

あるとき、ふと、思った。
セロリってのは、たとえ他の野菜の中にこっそり紛れ込ませようと、癖が強くてすぐばれる。
ならば、その癖の強さを逆手に取り、セロリ主体のもんを供してみたらどうだろう、と。

で、斜め薄切りにしてから幅5ミリくらいに整え、セロリだけをきんぴらに。
ごまをたっぷり振り、素知らぬ顔でぽんと出した。
すると、何だよ、ちゃんと食べてんじゃん。
「それ、ど?」
「別に、うまいよ」
「ふーん、じゃあまた作るわね、セロリやけど」
「え、まじ?」
 
以来、サラダもマリネもスープも厭ではなくなったそうで、
「トシくってくると、好みが変わるんやろか」
食べる度に首を捻っている。


えっと、この記事ってとうがんの話をするつもりだったんだよな、何だこのだらだらした前置きは。
とにかく、伜のひとことに気を良くし、久し振りに買ってみたそのとうがんなんだが。
小ぶりに見えて、スケールで量ったら、750g強もあった。
まあ、とうがんってのは、真夏など冷やし鉢にするぐらいで冷めたものもかえって美味しいため、
おっさんが箸を付けなくても、冷蔵庫に突っ込んどいてまた翌日私が食べればええわな、と、
水曜の夕、調理にかかった。
細かく叩いた海老と合わせたあんかけ煮である(海老好きな名古屋生まれのサガですな)
食卓へ出す直前、彩にさっと茹でて斜め切りにした絹さやも散らし、おお、いい感じ。
大鉢に盛ったところなど珍しくデジカメで撮ってみたんだが、湯気でうまくいかずボツだぜチッ。

主菜は塩麹に漬けた鶏としし唐・椎茸のグリル焼きだし、おっさんには別にオクラ納豆を用意、
二人もそもそ食べ始める。
それでも、一応取り分けの小鉢に二切れほどよそい、おっさん側へ置いといた…
…ら。
あれ、食べてはるやん。
「おとーさん、平気なん?」
「なんで? 洒落とってええやん、この大根
おいっ!
しかも、自主的にお替わりをよそっている。

あんまりびっくらこいたんで、そのまましれっと黙っといた。
寝る前に一旦火を入れ、冷ましてから、冷蔵庫にてキンキンに冷やし、翌晩も再び出したが、
やはり普通に食べてはった。
それで初めて、
「あんなぁ、その煮物、とうがんなんやけど…」
と、種明かし。
「え、まじ?」
セロリの際と同じ反応。
そして、やはり、
「トシくってくると、好みが変わるんやろか」
首を捻っているのであった。

けど、嫌いなものが減るって、いいことだよな。
この私とて、最近になってようやく、おっさんの好物であるしめ鯖の旨さに目覚めたとこやし。
今度いっぺん我が手でも拵えてみようと思っておる。





以下は、自分用の覚え書き。
逐一計量したり時間を測りながら作るのは面倒だが、次回の目分量・目安時間の基になり、
結局は後日のラクにつながるようだ。
今イチだった場合の修正にも役立つし、近頃割とマメに試みレシピとしてぼちぼち纏めてます。

             
※ とうがんと海老そぼろのあんかけ煮 ※

とうがん 小一ケ 約750g
海老   10尾   殻をむいて大体200gくらい

絹さや  10枚

《★》
 薄口醤油         大さじ3強
 酒                   大さじ2と1/
 味醂                大さじ4
 塩                   三つまみ
 すりおろし生姜 親指3/4大ぶんくらい

 出汁               今回は鰹の厚削りを使用 水900cc 出来上がりは830ccくらい
 生姜の絞り汁  親指一本大ぶんくらい
 コーンスターチ  大さじ多め盛り1くらい


1. とうがんは半分に切って中のワタを取り皮をむき、4~5cm角大に揃えて面取りした後、
  皮の側に浅く細かい格子目の包丁を入れる。
2. 塩少々を溶かした多めの水に入れて火にかけ、沸騰後弱火で4~5分茹でて火を止め、
  そのまま置いてしぜんに冷めたらざるに上げる。
3. 海老は殻をむいて背ワタを取り、粗みじんに刻んで《★》と共に鍋に入れてしっかり混ぜ、
  中弱火にかけて色が鮮やかになるまでほぐしながら炒るように煮る。
4. 3.に出汁を注ぎ、アクが浮いてきたら取り、2.を加えて落し蓋をし、弱火で12分程煮る。
5. 4.に生姜の絞り汁を加え、倍量の水にて溶いたコーンスターチでとろみをつける。
   供する際には、さっと塩茹でして斜め切りにした絹さやを散らす。


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