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茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

公衆電話

一ヶ月近くも前のことだが、脳外科の定期検査があった。
今回の結果も問題なし、コイルはきちんと納まってくれているし、周辺部の梗塞も見られず、
ありがたさに、
「せんせー、はあとー」 
いや、まじ、爽やかで頼もしい女医先生なんっすよ。


先頃婦人科の手術でお世話になった総合病院へは、いずれも初乗り運賃で済む区間ながら、
バスと電車を乗継がねばならんのだが、上の脳外と消化器科でかかっているこの公立病院は、
実は徒歩二十数分の距離にある。
熱傷の際の皮膚移植もここで受けたし、たまたま大きな病院の近くに住めたのは幸運。

それはともかく。
行きは何とか自力で歩いていったものの、お昼を過ぎた会計後には、猛烈な暑さとなっておる。
門を出たところで体力を考え、
「こりゃ行き倒れのばあさんになりかねんぞ…」
と、再び待合ホールまで引き返して、公衆電話からタクシーをお願いすることにした。
近距離だから、てな安心感もあったしな(←ケチ)

でっら何度も言ったような気がするけど、ケータイを持たぬ(てか持ち腐れになっちゃう)人間、
たまーの外出に備え、バッグの中には必ず十円玉を忍ばせてある。
なんか可愛いよな(笑) 大事な十円玉でっせ
確か高二のときだったかな、伜がくれた小銭入れに、20枚()


絶滅寸前の公衆電話だが、このように、ところによっては現在でも大活躍。
実際、年輩の方々が次々私同様タクシーを呼んだり、おうちにかけたりしてらした。
過去の遺物と言ってしまえばそれまでだ。
でも、必要な時にはいつも愚直に助けてくれる、ありがたい存在。
なくなっちゃったらどうしよう、と、つい、暗くなる。 


一方、
「電話って、必要ないときまでいじくるもんじゃないよなぁ」
常時掌の中で
ケータイを開けている人を見る度、傍目にはふとそんなことを思う。
当然、
メールも。
家族間ならば、それも微笑ましい。
子どもの安全を図るため、ケータイを持たせている親御さんのお気持ちは、重々承知だし。

だが、“他人”とのやりとりにおいては、どうであろう。
しょっちゅう話してたら、文字を交わしていたら、本当に伝えたい意が、紛れちまわんか?
はかなく流れてゆく、ただの世間話の中に。

友人。
そして、若い人たちであれば、恋人だってそうだわな。
本当に伝えたい意のある大事な“他人”へ、本当に伝えたい意が、行方不明になっちまわんか?

必要な時にはいつも愚直に助けてくれる、公衆電話。
本当に伝えたい意を愚直ながらも心より話せた、そんな昔を思い出させる。
なくなっちゃったらどうしよう、と、つい、暗くなる。


勿論、昭和の残滓でしかない私が何を言っても、すんげー嘘っぽくなるんだけどさ()

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コメント


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今日読ませてもらった分にコメントできないので、少々遡りました(ごめんなさい)

>京極堂の関口
お好きなんですね?夏彦さん^^
私も随分読みました。
暗~い作調(ばかりでもないですが)、自分に合ってる気がして(笑)

読書にはいい季節になりました。
沁みる作品に出会えたらいいですね~

お体、ご自愛下さいね。

ひろ | URL | 2012-09-07(Fri)22:25 [編集]


ひろさん

こんにちは、コメント、ありがとうございます。
クソ暑い中スパムコメントを削除するのが煩わしく(←どんだけものぐさなんだ)、一時的に閉じた次第で…。
お手数をおかけし、申し訳ありませんでした。

 > お好きなんですね?夏彦さん^^
ええ、ええ、実は大ファンなんです!
文庫化されたものは殆ど読んでたりして(^_^;)。

沁みる作品に出会えたときって、しみじみ幸せを感じますね。
私は月日を置いて読み返すのも好きなので、丸々一室が文庫の山でえらいことになっております(笑)。
お互いこれから読書の秋を満喫しましょう、ひろさんもどうぞお身体大切になさって下さいまし。

きすけ | URL | 2012-09-08(Sat)13:30 [編集]