茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

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饐えた気位

おっさんの元部下で、今は家業を継いでいる青年から結婚の報告電話が。
以前は何度かうちへ寄ってくれて、一緒に地味な食卓を囲んだこともある間柄、
「わあ、おめでとうございますー、きっとかいらしい奥さんでしょうねー」
ついはしゃいで言ったところ、
「はい、気持ちのやさしい嫁はんなんですわ」
率直なのろけも微笑ましく、幸せな気分になった。



もう二~三十年近くも昔の話になるだろうか。
芸能・スポーツ他有名人へのインタビューの中に必ずあったのが、
「どんな人(女性・男性)が好きですか?」
という質問。

大抵は、
「やさしい人」
だった。
一般の若者においても、街頭インタビューの際等には、同様の答えが多かった。

それに対し、TVのコメンテーターやら、新聞・雑誌でコラムを持つ作家や○○評論家やら、
所謂識者扱いな人々が、“猫も杓子も…”とばかりに軟弱・軽薄だと嘆いてみせた。

んでも、私にしてみりゃ、その、所謂識者扱いな人々の口吻のほうが、
「はあ、なんなんだ?」
である。

「やさしい人」
べーつになーんてことないフツー且つ無難な答えじゃん。
肩肘張る必要もない話題だし。
ましてやどうせ都合のいいよう勝手に編集しちゃうマスコミ相手だし。
第一、どMでもない限り、やさしくない人よりやさしい人のほうが好きなのは当たり前だし。

それを、真だの偽だのと言い募り、めんどくさいったらありゃしない。
『巧言令色鮮し仁』
とでも説きたかったんだろうが、上から目線もいいとこ。
世の人間は、やさしさの本質を知りもせず、狭い視野の中でしか生きていない、とまあ、
はなっからこう決めつけている時点で、自分の頭の硬直ぶりを露呈しているようなもんだ。

有名人、一般人、また、発言者の年齢に関わらず、
「やさしい人」
というのは、+・-いずれにせよ、一応自身の実感をもとにしてこその答えであろう。
だが、他に対し、おのれを中心にしたやさしさ以外の何らの想像をも働かすことができず、
他の言を捏ね繰り回した挙句の得々とした批判で、おのれの饐えた気位に酔う人々ほど、
白けさせられる存在はない。

現在に至ってもなお何事によらず各所で見かける、このお決まりの流れ。
いや、現在は一層めんどくさい。
ネットという場で自称識者様方までもが幅を利かそうとするぶん。

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