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茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

伜がよそのまちへ行ってしばらく経った頃、何かの電話のついでに
「安物しか買わへんせいかもしれんが、この頃のシャツはすぐに釦が取れるなあ」
と、ぼやいたことが。

いや、釦もミシンでがーっ、な大量生産の既製服ってのは、そんなもんだ。
今に始まったことじゃなく、昔からそこそこ値の張るジャケットやコートなんかでも同様だった。
(
勿論、そこそこ値の張る品なら、別に予備の釦が付いてくるが)

なので、服を買った際には、まず裁縫箱を持ち出し、値札他のタグを外すと同時にちくちく。
いっこいっこ、我が手で付け直してきた。
伜の制服も、おとんのYシャツも、たとえ襟や袖口はくたびれようと、釦が取れたことはない。
丈夫さの点に止まらず、手縫いでちゃんと脚を作った釦は、掛け外しもスムーズだしさ。

まあ、こんな話をしだしたら、恩着せがましさだけに終始しちゃうんで、
「釦っつうのは、予め自分で補強しとくもんや。
 
小学校の家庭科んときのソーイングセットがしまったるよって、送るわ」
しゃらっと答えといた。
「うわ、めんどくさっ」
さらにぼやく伜に、
「はいはい、そういう、めんどくさっ、なことこそが、一人暮らしの醍醐味ですよ」
腹の中で意地悪く笑ったりして。



ネット上でよく使われる言葉に、“釦の掛け違え”ってのがある。
だが、掛け違える以前に、自分の釦をきっちり見直してからものを言わなあかんよな、と、思う。

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