茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

鰻 (1)

今夜は何にしよっかな。
青梗菜が二株残っとるよって、ホタテを解凍して生姜を利かせた中華炒めでいこか。
せや、さつまいも買うといたし、おさつごはんも炊こ。
そんで、あとはぁ…ごちゃごちゃごちゃごちゃ…。

台所にてあれこれ思案していた昼下がり。
「おかーさん、どっこも出かけられへん連休やし、夜は鰻でも食べに行こか」
一寸した問題が生じ、もしもの呼び出しに備えて地味に過ごしておるおっさんが言う。
で、
「せやね、たまにはええわな」
と、いともたやすくラクなほうへ流れる婆。


鰻ってのは、蕎麦と同じく、こだわりだしたらきりがないものだ。
我がまちにも高名なお店があり、確かに美味しいが、着席までに長ーい待ち時間を要する。
また、高名ゆえの、ひどく機械的な客あしらいにも、コツンと引っかかる。
美味しい鰻を供すれば、それなりのお値段をつけるのは当然。
が、美味しい鰻を供しているという自負ばかりが強いお店は、そのお値段を高く感じさせちまう。
鰻ってさ、客側がぺこぺこ頭を下げてまでも押し頂かねばならんもんなんか?

幸い、あたしら向けの鰻屋さんが、徒歩五分のところにある。
わりと大箱、本格派には、ふぅん、なお店かもしれん。
けれど、赤ちゃん連れでもOKな敷居の低さに加え、肝心の鰻もちゃんとしたものを使っている。

鰻は、変に畏まって頂くより、がはがは楽しく食らうのが美味い、そんな食べ物だと思う。

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