茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

出た!

「こんな時季から室温32℃ってなんなんだよ…」
うんざりしていた昼下がり、
「もしもし、おかあさん、おれです」
伜より電話。

「おれとは、詐欺のお方でしょうか?
 ピーッと鳴ったら、生まれ年の干支及び秘密の合言葉をどうぞ」
用件を聞く前にまず嫌味を垂れる親も親だが、
『出た、“おかあさん”!』
なんである。
毎度毎度の話ながら、頼み事のときだけ“おかん”でなく“おかあさん”。
詐欺とまでは言わんけど、雰囲気的には何となく近いぞ。

…夏休みに一週間、中国へのゼミ研修がある。
 
ついては費用の御援助に関してお尋ねしたく…

「ほ、わかった。
 納入〆切り日が迫る前に早めに詳細を連絡してき」
「えっ、行ってもええん?
 無理なようやったら、別の授業で単位取るけど」
急に語調を変えるなよ。
自分の目で見てみたくて仕方ないから、わざわざ“おかあさん”な電話をよこしたんでしょうが。

中国。
たとえ一週間でも、行ったなら行っただけのことはあるだろう。
せいぜい貪欲に過ごしておいで。
おとんも同じ気持ちだと、さっき帰って言うてはった。

それにしても。
切り際、
「では、愛するおかあさんさま、ごきげんよろしゅう」
だと。
まったくどこまでも調子のいい野郎である。

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