茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

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におい

外は、どんよりとした曇り空。
じきにぽつぽつ落ちてきそう。
鬱陶しいな、と思いはすれど、雨が降り始めたときの少しほこりっぽいにおいは、好きだ。
わざわざ細く窓を開け、しーんと待ったりすることもある。

だが、何日も降り続くと、饐えた臭いが家の壁や柱にまで染みつくようで、さすがに辟易。
で、そんなときの密かな愉しみがお香なんである。
一目惚れして一生惚れ
この香炉&お盆とは、独身の頃からのお付き合い。
特に香炉は、薄給のねーちゃんにとっちゃ思い切った買い物だったが(てか、渋すぎだよな)
二十五年を経ても決して見飽きることのない良き友だ。
また、不思議なもので、お香はすっきり晴れた日より雨の日に焚くほうが芳しさにおいて勝る。


においと言えば、先日、
「おい、おかーさん、儂、臭くねえか?」
おっさんより唐突な問い。
「藪から棒に何なん?
 毎日汗吸ったシャツ洗濯しとるけど、全然感じんよ。
 そりゃ靴下は時々酢昆布臭いときがあるけどさ」
「ほぉか、いや、若いもんは加齢臭とか感じとるんかなあ、思て」

若いもんのことはわからんが、私はたぶんこのひとのにおいが好きなのだろう。
靴下の酢昆布臭も特に嫌だとは思わぬくらいに。
伜に至っては、くっさい屁さえさほど嫌だとは思わん。


横道から戻ろ。
家には、それぞれ特有のにおいがある。
子どもの頃、豆腐屋さんの友だちの家へ遊びに行くと、店舗は別に構えているにも関わらず、
かすかに豆の甘いにおいがしたし、町工場の友だちの家では力強い機械油のにおいが漂い、
何だかわくわく、色々な違いがとても楽しかった。
今でも、回覧板や広報を配る際、玄関先で感じる家のにおいを嬉しく思う。
その人そのものを知らせてくれているんだな、と。


ブログにも、においがある。
まあ、それだけに私は、芬々としているだろうおのれの悪臭に項垂れるしかないのだが、
とにかく、いいにおいのブログには、何十分でも、できれば何時間でも、触れていたくなる。
そのにおいを、胸いっぱいに吸い込みたくなる。

こんなクソババアのこころを動かして下さってありがとう、と、思う。

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