茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

京本政樹を持ち上げる

歳を取るに従い、どうも癖のある人間に惹かれる傾向が出てきた。
京本政樹もその一人だ。
あのゴージャスな胡散臭さと堂々とした自分大好きっぷりが堪らなくいい。

 
“組紐屋の竜”で脚光を浴びた当時も確かに美麗な男ではあったのだが、
キワモノ的な印象ばかりが強く、才能は特に評価されなかった。
が、三十代半ば辺りから、狂気も可愛げもくどさも薄っぺらさも自在に扱う、
本体内部の充実した俳優としてのし上がってきた。

実際、京本政樹は物凄い実力の持ち主ではないかと思う。
あれだけアクの強い、一種浮いた存在感を派手に主張しながら、
周囲の演技を殺すどころかむしろ個性を引き出しているようにさえ見える。
話術も然りで、トーク番組などでもぐいぐいマイ・ワールドを展開する一方、
巧みにその場を統合し、視聴者を飽きさせない。
五十近いおっさんとは思えぬ容姿と相俟って、人物そのものの魅力が光る。

今や特異な裏大物感を漂わせている京本政樹だが、何故なんだろう、
不思議にこれまた大好きな竹中直人と共通した繊細さも感じるのである。

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