茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

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胸がきゅんとした日曜日

今日は、五ヶ月ぶりくらいにおっさんとドライブに出かけるはずだった。
先日、遠江及び三河方面へ出張した際、豊橋にてとびきりな和食店を見つけたとかで、
「そこでうまいもん食って、伊良湖岬のほうへ回って、ええ景色を見る、ってのはどや。
 元気もりもりになりそうなコースやろ」
昨夜のうちから計画を立ててくれていた。

が、今朝、五時という非常識な時間に電話が鳴り、ブルルな予感。
何でも伊勢の実家でちょっとしたトラブルが発生したらしい。
人的な問題ではないけれど、急遽おっさんも向かわねばならなくなった。
「悪いなあ」
自分が出動するわけじゃなし、別に謝ってもらわんでもいいぞなもし。
伊勢へ到着後まもなく、心配無用、との連絡も入ったので、ほっとしたことである。


さて。
昼過ぎ、最寄のドラッグストア(またか)から帰ったところ、玄関ホールで男の子が泣いている。
「ぼく、どうしたん?」
声をかけた。

遊ぶ約束をしていた友達の家に行ったのだが、用ができて出かけると言うので戻った。
しかし、うちのおかあさんもいない。
うっかり鍵を持って来なかったため家に入れない。
要約すればそういったことを、しゃくり上げながら言う。
彼の部屋番号を訊き、インターホンを押してみたが、なるほど応答なし。

穏やかな日和とは言えノロ他色々流行中、それに何やらおしっこを我慢しているよな素振も。
“余計なお世話”だの“有難迷惑”だの、果ては“誘拐”てな言葉まで私の頭をよぎる。
よぎるが、地頭にゃ勝ったろやないか、と思っても、泣く子の放置はできんわな。
「風邪引くとやだし、おばちゃんちでおかあさんを待ってよか?」
こっくり頷いた彼と共にエレベーターに乗り、家へ招き入れた。
「あ、トイレはそこやよ」
指をさしたら、やはり一直線に駆け込んだ。

ところが、トイレを出てきた彼は、また泣きそうな顔をしている。
どうやら少し床へこぼしちゃったみたいだ。
不安げな姿に、私ゃ、も、胸がきゅん。
「そんなん、いいよー。
 おばちゃんとこのおっきいおにいちゃんも、よくやるよー。
 (↑本当の話だが、さすがに子ども相手なんで“朝なんか特に”の一言は自重した)
 さ、あっちで手ぇ洗お」
洗面所へ行ってからリビングにいざない、少し待ってもらった。

ちゃちゃっと拭き掃除して彼を見ると、物珍しそうにきょろきょろしている。
「ぼくのおうちとは違ってるでしょ、面白いね、同じマンションなのに」
「うん、AくんやBちゃんやCくんとこも全然違っとるよ、面白ーい」
緊張が解けたらしく、明るい顔に。
そして、小一であること、スイミングに通って頑張っていること、学校の給食がおいしいこと、
妹がいること等々、あっちこっちへ飛びながら一気に話しだした。
再び、も、胸がきゅん。
どこぞの伜も小一の頃はこんな話しかたをしたなあ。

おやつに冷凍肉まんをチンし、伜の本棚から恐竜図鑑や昆虫図鑑を出して、見せる。
夢中でページをめくる彼。
男の子って、何でか知らんけど、こういうものが好きなんだよなあ。
で、好きなものを前にすると、ぴたりおしゃべりがやむのな。
またまた、も、胸がきゅん。

それから、彼は、伜作のガンプラを並べて目を輝かせたり、仮面ライダーを熱く語ったりし…。
何だかんだで一時間半ほどが過ぎた。
入れ違いになったおかあさんが心配しているといけないので、一旦家に行ってもらう。
「まだ帰っておられなかったら、もっぺんおいでね」

しばらくして訪れた彼は、おかあさんと一緒だった。
とてもきれいで上品な、感じのいい方、丁重に頭を下げられ、むしろどぎまぎ恐縮。
おとな相手だとどうも上手くものが言えんよ()
それでも、おかあさんの横にいる彼は始終にこにこしていて、あったかなおうちなんだな、と、
ついついこっちの頬も緩んだ。


予定が狂っちまって常の如くしーんと過ごすところが、思いがけなく可愛らしいお客人を迎え、
一転、楽しい日曜日となった今日。

ドライブは、またの機会もたくさんあろう。
けれど、こんなに胸きゅんなお知り合いができる機会なんて、滅多にない。
ほんと、滅多にないぞなもし、と、心の中で手を合わせた。

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