茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

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四年前の夏

2006年8月に書いていた文。

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       『蝉の恩返し』

今の時季、外は蝉の死骸だらけ。

アスファルトやコンクリートの上でこと切れている蝉を見つけると、おとんは大事そうに掌にのせ、
「よう頑張ったなあ、ほれ、土へ帰りや」
木の下など土のある場所に移してやる。

結婚当初は些か驚いてしまったが、
「ど田舎で育った奴はこんなもんやて」
だそう。
ぼうずもまた、小さなときからずっと同じようにしている。

彼らにとっちゃごく自然な行動なんだろうが、私ゃ肩身が狭い。
蝉に触りたくない自分がひどく冷血な人間のように思われてくる。
何しろ虫は大の苦手、ゴキなんぞ見た日にゃ失禁しそうになるほどなのだ。
数年前まで飼っていたカブトやクワガタの世話だって殆どノータッチ、トラブルが発生しても、
全部おとん任せだった。

苦手ではあっても虫が憎いわけではない(ゴキは滅びて欲しいが)
ゆえに、夏場は蝉を拾う割り箸を隠し持って外出せねばならぬ。
仰向けになって動かないので絶命しているものと思いきや、箸が触れた途端、
「ギギギッ!」
と体当たりしてくるフェイント野郎もいて油断ならない。

勿論、私の場合は大いなる善行を施すつもりでやっているため、
「成仏したあかつきには機ぐらい織りに来てもいいのだぞ」
いちいちこのように恩を着せることも決して忘れない。

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マンションの通路や階段で動かなくなっている蝉を拾いつつ出勤してゆくおっさんを見送り、
ふと思い出した。
四年前の夏。


暑いには暑いけど、朝晩は少し風の感じが変わったような…。

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コメント


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>ゴキなんぞ見た日にゃ失禁しそうになるほどなのだ。

失神はしてもいいが、失禁はしないで欲しいと思った。

ところで今うちには、小さいキャラメルコーンみたいなのが100匹以上いて困ってるんですが、少し要りませんか。

りょう | URL | 2010-08-05(Thu)20:43 [編集]


りょうさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

> 失神はしてもいいが、失禁はしないで欲しいと思った。

ツッコミどころを正確に押さえて頂き感謝です(笑)。

なお、いろんな意味でほんまもんのキャラメルコーンが食べられなくなりそうな恐れ大ゆえ、少し要りませんか、の件は丁重且つスピーディーに御辞退申し上げますです(汗)。

きすけ | URL | 2010-08-05(Thu)22:50 [編集]


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