茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

背中

しかし、息子ってのは、なんでああも言うことがストレートなんだろう。
先日も、
「おい、なんなんやあんた、その惨状は!
 脚はワリバシ、胸はマナ板、鎖骨じゃ金魚が飼えそうや!!
 そんなことではこの夏を越せんぞっ!!!」
ガンガン容赦ない言葉を浴びせる。

そして、息子ってのは、なんでああも食うんだろう。
食事の際も上記の流れで
「そのぽっちりしたメシはなんやねん、仏さんのお供えレベルやないか、もっと食えっ!!!」
うるさく言い募るわけなんだが、いやさあ、目の前でもりもりバカ食いするあんたを見ていると、
それだけで気持ち悪くなるって、こっちは…。
よくまあとんかつなんかを三枚も平らげられるもんだ、かなり厚切りのロースを使ったんだぜ。
あ、私が食べ切れずに手伝わせた分を含めると三枚半か。
ポテトサラダもたまご焼きもコーンスープも四、五人前見当で作ったのに見事になくなったし。
以前は嫌いだった酢の物さえペロリだし。
大体、余るのを承知で三合半炊いたごはんも完食しちまったし。
呆れる。


幼少時は病弱でひどく食の細かった伜ながら、十歳を境にぐんぐん丈夫になってくれた。
いつしか“痩せの大食い”として名を馳せるガツガツっぷり。
が、大学生にもなって幼稚園児みたく背中にぽつぽつ汗疹なんぞこさえていたりするんで、
風呂上がり、げらげら笑いつつ水薬を塗ってやった。
塗ってやったんだけど…
「おい、なんなんやあんた、この背中は!」
奴の口真似をし、手の跡が残るくらい強く引っぱたきたい衝動に駆られた。

驚くほどがっしりと広い背中になっていやがった。


小言ばっかりよこすが、特別私がちっちゃくなっちゃったわけじゃない。
そうだ、あんたがでかくなり過ぎたんだよ。

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