茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

春というのはやっぱりいい

家から四、五百メートルほどのところに、
「人を馬鹿にしとんのか」
と、ついツッコミを入れたくなるような変な名前の川が流れている。
上流へ行くと両岸に美しい桜並木が続いており、毎年花の下の散策を楽しんできたのだが、
おっさんは先週半ばから出張中、四十分くらい歩かねばならんため一人じゃちと不安なんで、
そこまで行くのは来年に取っておくことにし、近くの土手に何本か咲いている花を見て来た。
今日はとても暖か、山のほうから吹いてくる風なのに、やさしく頬を撫でていく。


日曜日、自分の書いた古い記事を拾い読みしてみた。
このブログを始めた時は、丁度資格証書を頂いたばかりの頃…私、就活とかしてたんだな、と、
改めて振り返り、就きたかったその職の人々に自身がお世話になっているここ数年のことを、
少しばかり痛く感じたりした。
いや、言ってもしょうがないから黙っていただけで、胸の痛みはよく感じていた。

だが、一方、それだからこそ、私は全く以て不遇などではない、と思う、ここ数年でもあった。
むしろ、身の幸せの大きさを思う、ここ数年でもあった。
真面目な話、なんにもできない人間なのに俯きもせず日々を送っていけるってのは凄くね?
どんだけ人に恵まれた者であることか…自己嫌悪なんかに陥っていたら、バチが当たるわ。


そして、さっき、花を見て来て、もひとつ思った。
「ネットのある時代に生きて来られてよかった」
と。
思わず襟を正したり、すうっと心がラクちんになったり、わはわはげらげら楽しくなったりする、
そんな、いい匂いに満ちたいくつもの場所を、家に居ながらにして知リ得たもん。
実際、私くらいネットの恩恵を享受している人間もそうはいまい。


晩秋、脳外科がどうこうということになったとき、ふと、目にした或る公募。
久しく遠ざかっていた世界、気付いたのも〆切りの三日前だったが、いっこ、書いた。
言葉の耳触りも良くないし、時間的に推敲どころの騒ぎではなく、レベル低ぅー、と笑いつつ、
でも、今の気持ちはこんなもんや、てなおかしな勢いで、だだーっと応募した。
先日知った結果は、トーゼン、落選である。
ただ、佳作欄に自分の名前を見たときは、嬉し涙が出た。
「がんばろ…」
ひっそりながらも心に決めた。
そうだ、家に居ながらにしてできることを知った以上、それをやらねばなんとする。

また、こうも思う。
アホみたいに大食いで、ズカズカと大股で歩き、やたら大足(これは生まれつきだが)の婆に、
いつまた戻るかわかんないし、絶対戻るつもりでいる。
そのときのために、資格を頂いた当の勉強だって、ちゃんと続けなきゃな、と。
いちお、自分が受け取った領収証を基に計算のお浚いはしているが、法自体、年々変わっとる。
そこんとこは弁えとかんと。

ああ、何だかめっちゃ素直になる。
「がんばろ…」
って。

春というのはやっぱりいい。

ありがとうございました。

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