茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

未踏

大きな声では言えなくとも、小さな声なら言いたくなっちゃうつまらん私事ながら。
実は私ゃ、“カフェ”というところへ行ったことがないんである。

まあ、相変わらず未だにケータイを持っていない、という凄まじいシーラカンスっぷりなんで、
何事によらずな推して知るべし感も漂うけれど、ケータイ自体については、
「半ヒッキーがそんなもん持って一体何をするんだ」
という申し開きが立つ。
が、カフェへ行ったことがないってのは、いかにも小心な田舎者臭まで芬々、一寸面白くない。

お洒落なカフェも勿論のことだが、ここ数年大変な勢いで増殖している“マクロビオティック”、
“オーガニック”等のカタカナ語を謳うカフェ、これらには殊に尻込みする。
何穀米とか何豆のナニとか自然“道”っぽくて面倒そうな上、救荒作物の生えた痩地を連想。
郊外のカフェでは、
『緑に囲まれ、ゆったり時が流れる贅沢な空間』
などと、自然との融和もはかっているが、おのれの不自然さばかりが際立ってしまいそうだ。

それと、私は、おなごであるにも関わらず甘いものを好まない、ケーキは特に。
新婚の頃、他愛もないことで冷戦になり、会社の先輩の
「ケーキでも買うて帰りぃな、うちの嫁はんはそれですぐ機嫌直すでー」
というアドバイスに従ったおっさんは、
「こんな嫌がらせってある?」
逆にわーわー砲火を浴びる結果となった。
内心じゃ、心ないことをした、とは思うものの、以後タコ焼きや焼鶏・手羽唐に切り替わったし、
謝りもせぬまま過ぎてしまっている。
子どもの前で親の不和を見せつけることほど罪な所業はないんで、伜が生まれてのちは、
そうならんようにしてきたってのもあるが、何だかんだ言って、
「ラッキー! わあ、タコ大きい!!」
…食い気優先だったてなフシも。
厚かましいことこの上ない。

えらく脱線した。
とにかく。
たとえ身体に良さそうなケーキであっても食指が動かぬし、むしろ自然“道”的な点において、
「ケーキのくせにいちいちありがたがれってか?」
理不尽ないちゃもんをつけたくなるかもしれない。
で、先に述べた、半ヒッキーがケータイ持って一体何をするんだ、ってのと同様、
「ケーキ嫌いがカフェに行って一体何を堪能するんだ」
という疑問にぶつかるのである。

何だかカフェに批判的な拗ね者のごとき文になってしまったが。
行ったことがないからこそ斜めに文句を垂れているだけで、行ってみたい気持ちはいっぱいだ。
行ったらころっと礼賛者に変わったりしてな、ありがちな話やて、私の場合。

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