茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

傲慢

明後日は病院にて一泊するわけで、まあ私は若い頃から入院だの手術だのには慣れており、
ここ二年余の間にもちょこちょこあったため、たかが検査入院なんぞ今さら屁とも思わんのだが、
どこへしまい込んじゃったものやら、前回の入院時に持参したプラスチックコップが見つからず、
久々に一人でスーパーへと買いに出かけた。

澄んだ風がやけに冷たかった。
銀杏の葉が色づいていた。
西の山脈がくっきりと鮮やかだった。

少しばかり、
「私って、孤独なばばあなんかもしれんな」
などという自嘲を覚えたが、そのぶん、空気も風景も近しく感じられた。

外へ出るのが億劫という理由だけで二週間くらい家に引き籠り、ちくちくと刺繍をしたり、
おとんがいるときまとめ買いに連れて行ってもらった食材を下ごしらえして冷凍保存したり、
幽霊みたいな生活を送っていたものの、体調が悪ければよくあること、特に珍しい話ではない。

元々こういう不景気な奴なのだ、しゃっきりした奥様方から見れば色々意見をしたくもなろうし、
憫笑や茶化しをくれたくもなろう。
それで人付き合いとかやめちゃったんだけど、いっこうに構わない。
腹立ちを抑えるのは割に簡単だが、有難くもないのに感謝の言を返さねばならんのは苦痛だ。

何より、自分が努力していることをしていない人間というのはむしろ傲慢に見えるもの。
でも、私としては、傲慢上等、これ以上卑屈になりたくない、ただただそう思うのである。

そう、好きでもない人々なんかによって孤独感をもたらされるほど私は卑屈な人間じゃない。

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