茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

なんでかフラメンコ

先月の連休前あたりから貧血気味だったため、かかりつけの先生のもとへ。
私は結構長身でやたらおっさんっぽいいいガタイしてんだが、生来血も情けも薄いのである。

一応は血液検査をしたのでまた結果を聞きに行ったところ、先生はこちらの様子を見、
「貧血も貧血やけど、いっぺん頭部MRIやっとこか」
と、提携の総合病院にその場で予約の電話をしてはる。
どうやら神経内科系の病を疑っておいでる様子だ。

たまたまその日は手足に力が入らず少々動きが鈍かったのだが、大昔から間々あること。
単なるバテだとわかっちゃいたものの、伜が乳児だった開院当初から皆でお世話になってい、
いつも親身になって下さるまことに有難い先生なんで、黙って御指示に従った。
ただでさえ伜から、
「あんたの頭ん中には虫がわいとる」
とからかわれておる不真面目な人間だしな。
たまにはそういう頭ん中を見てもらうのもええやろ。

台風の吹き返しに煽られつつ予約時間に合わせて渋々出かける。
MRIって、以前交通事故に遭ってから干支一回りぶりくらいかなあ。
本検査は、実際に変調を来しその原因を探るべく受けねばならん緊急の場合は大変な苦だが、
今回の私のように念の為ってな話に限ればわりとラクだ。

ただ、とにかく退屈。
筒に頭を突っ込んでどてーっと仰臥しているだけなのに、やかましくてうたた寝もできない。
そのうち無意味にぴょこーんと足を持ち上げてみたくなったりして段々むずむずしてくるのだが、
本当にやっちゃあ危ないばばあである、ぐっと理性を働かせ堪えた。

で、よくもまあこんな変な音が次々に何種類も出るもんだなあ、と、別の方に意識を傾けると、
不思議なことに今度は機械に対する親しみが湧いてきて、
「デケデケデケデケ」
「ブワブワブワブワ」
「ガンガラガンガラガンガラガン」
などと朗らかに唱和したくなってくる。

たった二十数分の拘束なのにこの有様。
長の年月、伜を前に
「あんたって子は、なーんでそんなに落ち着きがないんやろねえ」
と首を捻り続けてきたおのれの不明をつくづく恥じたのであった。

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