茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

かっちょいー

『ポジティブ』というかっちょいー言葉が使われ始めたのは、ちょうど平成に入った頃か。
定着するにつれ性格の明るさやプラス思考てなこととごっちゃにして語られる場合が多くなり、
何だか面倒臭ぇな、と思う。
実際、ポジティブポジティブうるさい輩って、大抵は【他人にアドバイスをするのが趣味】という、
有難迷惑な好事家である。
で、この人々、本当は『ネガティブ・暗い・マイナス思考』という対義語の方がよりお好きなよう。
結局は他人の品定めや愚弄へと話を持って行くからだ。
ちなみに、ネガティブで暗くてマイナス思考の持ち主と評される私は、ただ
「けっ」
である。
たとえその通りでも苦にする気なんぞさらさらない点においてポジティブなんだぜイエイ。

四、五年前に流行った『自分探し』も、今や黴だらけの餅みたいになった感は否めぬものの、
非常にかっちょいー言葉であった。
が、自分を置いてどこかへ行ってしまった自分なんかに出くわしたら私は間違いなく逃げる。

近頃最もかっちょいーのは『自分磨き』である。
これもまた【人前でいちいち何かを宣言するのが趣味】といった好事家のお気に入りワードだ。
だが、当人のプライベートな事柄でしかない贅言を高らかに放って共感や賛同を求めたり、
おのれの動向は世の関心事だとばかりに『自分磨き』の模様を微に入り細を穿って伝えたり、
現実にはその分厚い面の皮を磨くだけでも大変なことであろう。
『自分探し』の人々よりもむしろ『自分磨き』の人々こそ修行の旅に出るべきではないか。
テカテカとかっちょよく輝くようになったら『自分へのご褒美』に高価な土産をはずむもよし、
勿論、 ドブの中でかっちょよく前のめりに倒れてみせてくれても一向に差し支えない。

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