茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

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難解キャンディーズ

春頃だったか、石破防衛相(当時)がキャンディーズの大ファンだったと公に発言し、
しばし話題になった。
時々笑顔が喪黒福造に見えちゃうものの、この人って何故か以前から嫌いではない。
オフィシャルブログもたまに読んでいるが、田中角栄の興深い逸話が出たかと思えば、
“キャンディーズ世代の私には…”なんて言葉もやっぱりぽろっとこぼれていたりし、
ただの活動報告にも読者の気をそらさぬ面白味がある。

政治の話とは全然関係ないのに前置きが長い。
とにかく私もキャンディ-ズの解散時には高校生、ぴったりその世代に当たっており、
実際に彼女たちが好きで振り真似しながら歌っていたパーだった。

キャンディ-ズの魅力は『アイドルなのに剽軽』という点にあったのではなかろうか。
ドリフや伊東四朗・小松政夫の番組でヅラも拒まずハゲ親父やら悪ガキやらに扮し、
見事にはじけていたが、三人共相当おバカなコントをやろうが何ら下品さを感じさせず、
本職はだしの笑いを提供しながらむしろそれぞれに違ったカラーで眩しい光を放った。

勿論、キャンディーズは『年下の男の子』を皮切りに数々のヒット曲を飛ばし続け、
歌手としての活躍もめざましかった。
私の最も好きだった曲は『わな』。
だが、同時にこの曲は、高校女子にとってやたら難解な歌詞でもあった。
あまりに抽象的な示唆しかされていないため、二重三重の意味が張られていそうで、
考えれば考えるほど状況も人間関係も心理もこんぐらがってくるのだ。
結局、こりゃもっと大人にならねばわからんのだな、ってことで〆にしておいた。

いや、本当は歌詞の意味などどうでもよかったのかもしれない。
この曲でようやくメインボーカルとなり真ん中で歌ったミキちゃんの、
        『 あーいつは しーくじったー 』
        『 あーたしも しーくじったー 』
に何だかゾクゾクッときてしまい、
「カアーッ、いい女だねェー!」
と高校女子らしからぬ感嘆の声を上げた思い出のほうが鮮やかに甦るからだ。
か細くて、儚げで、比較的地味だったミキちゃんが初めて主役の位置に立った途端、
複雑で綾の多い女の顔を妖しく切なく表現した、そんな衝撃の一曲だったのである。

で、この歌詞の意味はと言えば。
四十の坂も下りになった今なおわからんままで過ぎている。




(動画はファイナルカーニバルにおいての『わな』。
 残念ながら一番の後半から二番の前半を省いた短縮バージョンである)

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