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茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

帰宅

いやー、13日朝イチ入院・午後手術と、出だしはタイトなスケジュールだったのに、
退院となるまでには思いの外ダラダラと長ぅかかりましたわえ。
入院日数は全摘出でも通常七日前後で済むらしいけど、そうは問屋が卸さんかった。

まあ残念ながら転移しちゃってたんで腋窩リンパ節廓清となったのも関係しているのか、
手術創からの排液がいつまでも減らぬ上、ガバッとメスを入れた傷口の治りも遅い。
ドレーンは感染症を引き起こすため二週間が限度、まだ目安より多い排液量なれど、
結局抜去、以後はシリンダーみたいなぶっとい注射による穿刺吸引で凌いだ。

四人部屋での生活、病状や術式の差こそあれ、乳癌患者用の病室だったようだが、
先の方だけでなく私より後に入った方が次々退院、入れ替わりの方も出て行かはる…
何やら牢の主みたいな気分になってもたわ。
さくらももこさんの訃報をラジオで聞いた日も、部屋は私一人のガラーンとした状態だった。


それでも、月跨ぎにならず本日退院できたんは有難いことだ。
やはり新しい月は新しい気持ちでスタートしたいものね。


乳癌は、発覚のときでなく手術後からが本当のはじまりというちょっと変な病気。
来週早々の退院後初受診で、実際はどうなるのかという詳しい病理の結果がわかる。
たいがい言い飽きた台詞だけれど、なるようにしかならんがなるようにはなる、わいな。
なるようになってきた、これからもそうやって生きてゆく、ただそれだけでござるよ。

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あほっちゃうか

先週受けた術前検査の結果は、肺活量がやや低いものの手術は予定通りでOK。
入院に際してのさまざまな書類に記入したり、各所で説明を聞いたりして帰ってきた。

術後受けるリハビリ担当の方からもお話があり、まず握力を測定したわけなのだが、
なんと右17・左15…あほっちゃうか。
そらこの頃ビンの蓋が開けにくいとか、鍋振りにときどき失敗とかするわけだ、と納得。
病気ばっかしてたんで、気付かぬところの筋力がえらく落ちとんのやなあ。
あたくし箸より重い物は持ったことがございませんの、などと言ってる場合じゃねぇぞ(笑)。


一般入院用品はある程度揃ってるし、寝間着やタオル類はレンタルで済ます。
ま、乳癌手術独特の不自由さをカバーする細々した物を土曜にでも買っとかねばな。

知らないうちに弱気になってんだろか、日が迫るにつれ胃痛が強くなり食欲もないけど、
このことこそあほっちゃうかである、ええトシこいてしっかりせんかい!
こんな私にだって励ましをくれはるひとびとがおいでるのに。

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いつもの床屋さん

何だかんだでバタバタといろんなことが決まり、手術まで一週間ほどしかないため、
お馴染みの床屋さんへ行って来た。
入院すると洗髪もままならんし、さっぱりしておきたい。

奥さんに理由を話し
「思いっきり短くして下さーい」
とお願いしたら、伜よか短くなった(笑)。
「私も長年理・美容師やっとるけど、きすけさんは頭の形がすごくええんやわ。
切り甲斐があったよ」
「あらぁ、うれしわぁ、また次も宜しくお願いします」
「はぁい、はよ元気になって存分に切らしてね」

奥さんのさりげないお心遣いがとても胸に沁みた。

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おっさんよ、すまぬ

うちのおっさんは神仏かと思うほど心の広いひとである。
考えてもみよ、誰がこんな迷惑な者と三十年近くも一緒にいられるかね?

手術日が決まり、伜にもきちんと話した。
奴は言った。
「あんた、おとうさんに感謝せえよ。
どんだけあんたのことを心配して、どんだけ落ち込んどるか」

うむ、わかっとる。
わかっとるのに、昨晩も要らんことを愚痴ってしまった。
「おとうさん、やっぱなんかめんどくさいわ、余計なことせずにもうずっと家にいてたい」
「あほなこと言うとったらあかん、治るもんは治せ。
ちゃんと俺がついとるで大丈夫や」
そんなやりとり。


なんなんやろな、このひとは。
すまぬどころではすまんな。

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