茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

コドク

人ってのは、そのときのこころが充足・不満、どちらに傾いていても、結局孤独なのだと思う。
いくら近しいひとにだって、言えぬことはいっぱいある。
ただ、孤独という甘美な響きを持つ言葉に酔える奴は、単に馬鹿なだけだとも思う。

PageTop

意外な人気者

三日ほど前もそうだったが、今朝も家々の屋根や生垣、クルマが真っ白になっていた。
日の出と共に薄い陽が射してくれ、溶けていたのに、西の山脈から流れてくる雲により、
現在はまた積もりかけてきとる。
ちょうど正午くらいにパチリ
雪国の人にとってはアホみたいな話だろうが、温暖県の中の寒冷市、いつまで降るねん、と、
つい生ぬるくぼやいてしまいますなあ。


バイク野郎の世界では、冬季のツーじゃ昔懐かしいハクキンカイロを用いるのが常識らしく、
腹冷えを起こしやすい母親に、
「低温やけどにさえ気を付ければこんなに良いものはないで」
と、勧めてくるのだが、あたしゃ子供の頃、母方の曾祖母が使っていたのを憶えている程度、
伜からその名を聞く度、水原弘のハイアース琺瑯看板を見つけた時のような心地になる。
いやあ、ハクキンカイロって意外な人気者なんだ。

ベンジンそのものはおっさんのコート他襟のしみ抜きに重宝しており、臭いにも抵抗はないし、
来季は使ってみよう。

PageTop

三月

間もなくソチ・パラリンピックの開会式が行われる。
ウクライナの選手団も参加を表明したが、何かしら不安だ。
ただ、今回、競技自体はダイジェストながら地上波でも放送されるのでうれしい。

日曜には春場所も始まる。
ニュースのスポーツコーナーでは遠藤一色、勿論大好きな力士だが、ツウは黙って松鳳山。
いや実は松鳳山は数番目で、このブログを始めた頃からずっと豊真将ファンなんだけどよ。
不運続きでまた十両に陥落してしもたが、どうか一日でも長く相撲を取っていてほしい、と、
祈るばかりである。

そして、じきに、センバツも開幕。
この時季は持病が出易く不活発な生活になりがちなのだが、勝手に盛り上がれる性格ゆえ、
少しも困らんな。

PageTop

ひじき

トイレに起きたら凄まじい風、用心の為ベランダの物を中へ入れているうち目が冴えちまい、
そのまま朝になってもた、チッ。
まあ早く床に就いたのでしっかり五時間は寝ていたんだけどさ。


ってことでどんなことだってことだが全然関係ない話。
昨日も書いたように、あと一品何か欲しいなというとき、ひじきの煮物なんかをよく作る。
鉄分が多く含まれてい、貧血気味な人に良い食材らしいが、私は少し疑いを持っている。
だって、そのまま出て来ちゃうこと、あるやん。
どっちかってーとお腹の調子を整える食材だな、こちらに関しては間違いない。

ババアの話はすぐ尾籠な方向へ逸れるからいかん。
そのひじき、おっさんの実家へ行ったとき買ってくる伊勢ひじきを戻したもののほうが、
やはり風味も優れているのだが、手軽な缶詰を使うことも多い。
一緒に炊く大豆も同様、てか、大豆の場合は最近缶詰ばかりに頼っているな。

こないだ撮った『ひじきの五目煮』、味を染ませるため鍋止め中のやつだ。
ひじきの五目煮、この時点ではまだ四目(笑)

この時点ではまだ四目。
温め直して供する際、仕上げに茹でて斜め半分に切った絹さやをぱらっと散らし五目となる。

まあその辺はいつもいい加減。
冷蔵庫と相談の上、四目のままだったり、初めから六目七目になったりすることもある。

以下は自分用の覚え書き。

                                
【 ひじきの五目煮 】

 材料
      ひじき缶       1
      大豆缶         1
          
さつま揚げ    数枚、食いたいだけ分 → ちくわや油揚げでも美味しい
      人参      1/2
      絹さや     数枚、食いたいだけ分
  ※ 調味料
      出汁            1カップ
      酒          大さじ3
      味醂            大さじ2
      醤油            大さじ11/2
      砂糖            大さじ1
      サラダ油    適宜、ちくわ使用の場合は風味付けに少し胡麻油を混ぜてもよい

1. さつま揚げは沸騰した湯の中に入れてさっと油抜きし、ざるに上げて一口大に切る
2. 人参はいちょう切りにする
3. 鍋に油を熱し、大豆と人参を炒める
4. 全体に油が回ったらひじきとさつま揚げを加えてさっと炒める
5. ※を入れ、煮立ったら中弱火にして時々混ぜながら汁気が少し残る程度まで煮る
6. 時間があれば鍋止めして冷まし、味を染ませる
7. 温め直して供するとき、仕上がり際に茹でて斜め半分に切った絹さやを散らす


PageTop

いじらしいぜ…

一昨日。
「お、せや、今日はお雛祭りやってんな」
ほんじゃちらし寿司にしましょか、と、スーパーへ。

当地は雪も平年通りだったというのに、未だ軒並み野菜が高い。
「おいこらきゅうりあんた何様やねん」
無意味に毒づくも、菜花や春菊は土地の旬のものだけあってお値打ち、有難いことだ。
行事ってほどでもないが、せっかくなのでトッピングの目玉にいくらと帆立貝柱を。
潮汁用の蛤はあいにく中国産のみしかなかったため、しばし躊躇った。
でもま、たまに少量食ったところでどうってことないわな、大体知らんうちに口に入っとるやろ。
人間五十年~も過ぎちゃった身、始終ピリピリ神経を尖らせて暮らすほうが余程身体に悪い。

もう一品、ひじきの煮物などを拵え、おっさんと二人、ささやかに桃の節句を愉しむ。

昔はうちに合う寿司酢の加減がわからず、ガッカリちらし寿司になってもたこともあるんだが、
少ーしだけ甘めにしたら概ね好評、何にせよ今回も季節感だけは味わえたであろうと思う。

さて。
生食用の帆立貝柱のパックに飾りとして7センチほどのちっちゃな桃の枝が入っていた。
鮪のお刺身における模造菊みたいな役割ですな。
息苦しく閉じ込められ、横たわっていたそれ、傷みかけちゃいるけどいくつか蕾が付いてるし、
ぽいとほかしてしまうのも薄情、駄目元で水を吸い上げ易いよう下部を斜めに切りお猪口に。

翌朝。
ちゃんと咲いていた。
いじらしいな…
おお、おお…愛い奴じゃのう…いじらしいぜ…。

ついでに帆立の身が乗っていた貝殻まで洗浄して取っとくという。
貝殻のお皿 
いやさ、貝殻とは言え、径が13センチほどもあり、ちょっとした小皿風の趣なんだよなあ。
湯豆腐やうどんを拵えた際、これに刻み葱・おろし生姜等薬味をあしらい食卓に出そうと思う。



PageTop

まなざし

先日。
頼まれ仕事をしていたら肩が凝り凝りになったため、
「慌てない慌てない、一休み一休み」
リビングに移動しテレビを付けた。

何の番組なのか、私が学生だった頃の、名古屋中心部の古い映像。
「そうか、この当時はオアシス21とかまだなかってんなあ」
ぼんやり懐かしく眺める。

と、昔の交差点の手前で振り向いた老爺。
思わず息を呑み、そして大声を上げた。
「おじいちゃん!」
身嗜みにはうるさかった祖父、外出用のソフト帽をきちんと被り、こちらを見ている。
「おじいちゃん!!」

数秒で変わった画面、私の目にはもう何も映らなかった。
あとからあとからこぼれてくる涙で。

亡くなって二十五年、じきに命日だということさえ忘れていたしょうもない孫。
なのに、祖父は、咎めるでもなくこちらを見ていた。

PageTop