茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

いつも通り

ビットコイン。
少し前、NHKの特集で初めて知り、その流行り物紹介みたいな取り上げ方に、
「何やらわけわからんけど、メディアで話題になるんやし、もう終わりってことやわなあ」
「せやな、儲ける才覚のある人間は既にさっさと手ぇ引いとるんっちゃう」
おっさんと二人、ぼそり話していた。

現在起こっている騒動など、ちっともひどいと思わん、いつも通りの成り行きだ。
自ら仮想通貨に首を突っ込んだのである。
儲けも仮想に依るってだけのこと、嘆いたところで仕方あるまい。

いや、ね…。
昭和の末頃なんか、豊田商事事件、投資ジャーナル事件他、悪徳商法花盛りだったのさ。
前者の場合、テレビ画面に映ったとんでもない光景に身の毛をよだたせたものだ。
そういう古い奴からすれば、ビットコインなんぞ、別に詐欺でも何でもない。


おのれに儲ける才覚がないのは残念だが、

「げっ、白菜クソ高ぇ~、もやしの鍋に変更するか」
スーパーでケチケチひとりごちるいつも通りの毎日も、それはそれで楽しいもんだと思う。

PageTop

続・洟

フィギュアのエキシビション。
真央ちゃんはにこにこ楽しそうにしてはったし、羽生くんは真面目で爽やかな好青年だし、
高橋さんは相変わらず魅力的だし、各国の選手も皆さんいい雰囲気。
そこにプルシェンコ王子の姿がなかったのは残念だが、いいもん見せてもろた。

が、何と言っても町田くん。
町田語録でもわかるよに、本人の“つもり”はどうあれ何故か笑いを取ってしまう彼が好きだ。
エア・ギターの演技自体も面白かったが、最後の写真撮影のときの腰に手ポーズやキメ顔、
今日の場合はつい噴いちまうと共に洟が出た。

当然のことながら。
他を笑わすことのできる人は繊細な心の持ち主、という持論(そんな御大層なもんかよ)に、
些かも変わりはない。

PageTop

昨日。
早朝から五輪関連番組をはしごしつつ、真央ちゃんの姿を繰り返し拝んだ。
まことに神々しいばかりである。
一日中目を腫らし、感動の洟をかむババア。
まったく、年取るとこれだからよぉ。

















そして、夜。
帰宅したおっさんが

「ほい、おめでとさん、大抵のヨメはんならケーキなんやろにあんたときたら」
笑いながらよこしてくれた細長い包み。
びっくらこいて開けてみれば…
今朝は三分の一ばかり減っとるw

本人が忘却の彼方に押しやろうとする年頃になってからいきなり誕生日プレゼントとか。
まあしかし、酒屋の血が流れておるババア、年取ってもこれはうれしい()
おっさんが寝てからちびちび1/3ほどいただき、何度目かの洟をかんで眠りについた。

PageTop

懐かし過ぎな赤面

先月のこと。
少々地がへたってきた抱き枕()のカバーを新しく縫っていたところ、相棒であるラジオより、
今週のテーマに寄せられたリスナーからのメッセージが読み上げられた。

「せっこい人やなー。
 
けど、わからんでもないわ、あなたは私ですかい、○○さん」
ミシンをかけつつ妙な共感を覚え、笑った。

んだが、おい、待てよ、よくよく思い出してみれば、こりゃ、どうも…。
うむ、本当に、私だった。

ちゃちゃっとテキトーに即席のラジオネームを作り、やはり考えなしにちゃちゃっと送ったため、
本人であるにも関わらず、前日気紛れに番組サイトからメールしたことを忘れていたのだ。

ラジオ番組に投稿するなんて、中学生の時以来(尤もその頃の手段はハガキであったが)
そして、採用されたのも、人生でこれが二度目。

当時と同じように赤面し、でも、なんか、ちょっとはうれしかったりもした()

PageTop

申し訳ございませんです…

水曜から出張中のおっさんより毎晩かかって来る、
「あったかくしてはよ寝ろよ」
という電話に

「ほいほ~い」
やたら軽く答えておき乍ら、結局朝まで男子フィギュアを観戦していたというとんだクソばばあ。
大あくびで玄関前の掃き掃除をすべくドアを開けたところ、
さぶさぶ…
こんな状態だったのであっさりパス、うとうと寝てしまった、小原庄助さんかよ。

そして今夜も電話があったわけなんだが、
「横浜もひどい降りなんやわ、明日ちゃんと帰れるかなあ」
とのこと。
ううう…ずっしり罪悪感。

現在、丸ごと玉葱のシチューをコトコトと下拵えしております。
どうぞ、どうぞ、お気を付けてお帰り下さいまし。


PageTop

期待

ソチ。
ドキドキしながら応援するのは当たり前だが、勝負は水物。
五輪という大舞台なら尚更だろう。

事前に選手のプライバシーにまで立ち入ってわらわら取材し、勝手な“期待”ばかり盛り上げ、
その“期待” とやらいう他力本願っぷりに比して釣り合わぬ結果にはお通夜状態な報道姿勢。
十年一日どころか×2.5くらいの年月、変わらん。

それぞれの競技において日本で最も秀でた人たちが奮闘してはる五輪。
何故に雄姿を称えられんのだ。
一生かかっても誰の“期待”すら期待できぬ者が、軽々しく
「メダルの“期待”は破れましたが云々…」
とか言うな。

何様や。

PageTop

声援

昨夕。
大相撲トーナメントにチャンネルを合わせ、
「どわーっ、行け行けエンドー、がっはっはー!」
声援を送っていたところ、
「おっさんくせぇー」
ほんまもんのおっさんに苦笑されてもた。
そらあんた、息子と同い年の関取に向かって

「いや~ん、あたしもお姫さま抱っこしてほしい~♪」
などと言えるかよ、たとえお茶の間でも。

そして、今。
フィギュア団体の各国選手を見ながら、深夜に一人、
「うおーっ、いい演技だっ、すげえすげえすげえ」
やっぱりおっさんくさい声を上げている。

PageTop

ソチ五輪開幕

開会式を見ていたら、何だか徹夜っぽくなってしまった。
はい、こういうとき私ゃ、いっつも踊る阿呆なんですわ。
ま、結構雪が積もりかけてて家籠り決定だし、おっさんも、
「昼までぐっすり寝たる」
とか言うてはったんで、これからちょっと寝てだらっとしよう()

開会式の何が興深いって、各国の服飾に対する感覚に新鮮な驚きを感じられることだ。
お国柄ばかりでなくその国の現在のさまがダイレクトに伝わってくる。
出場選手の少ない国であっても、無意識のうちの主張に惹かれる。

日本選手のユニは、いかにも体育筋のトップみたいなシンプルさで、とても良かったと思う。

ただ、フランスの、シック且つ差し色を効かせたセンスには、さすが、と、舌を巻いた。

PageTop

愛用の洗顔料

ネットに現れるバナー広告。
頻繁に見かけるものだと商品に全く興味がなくてもキャッチコピーだけは憶えてしまったりし、
何となく、チッ、である。
まあ自分のブログや管理画面上にも出てくるわけで、無料で利用させてもらっている以上、
文句は言えんわな。
ええ、大変に善良な私、画面に向かって“うざっ”などと呟きませんよ、当然ですw。

とにかく。
そんな中でもさまざまな化粧品会社が何年か前より打ち出している、
『毛穴の悩み解消』
『毛穴の黒ずみ大丈夫?』
という広告、あちこちで知らぬ間にお馴染みになっている人も少なくないのではあるまいか。

実は、最近、何かの拍子で誤ってクリックしてしまい、驚いた。
「たっかっ!」
無論、効果に満足している人にとっちゃ価値があるんだし、高い買い物ではないんだろうが、
成分を見てもよくわからず、毛穴対策としてシリーズで色々使わねばならんのも何か変。
けちなばばあは、もっと安くて満足な物もあるがな、と、ついしみったれたことを口走るのである。

これ。
ロゼット洗顔パスタ
(
私同様人間が古い方はCMを憶えているかも、白子さんと黒子さんのやつ)

難点その一は、蓋を開けるとまたこのようにドーナツ状の中蓋があり、
ババアの使いかけ(笑) 1 
ババアの使いかけ(笑) 2
それを押して一回分の量を出すのが少々面倒なこと。

難点その二は、臭い。
イオウの臭いというか、田舎のお婆さんの臭いというか、私にぴったりの臭いがする()
ただ、どちらもすぐ慣れるし、大した問題ではない。

長年の間には、それこそCM等に誘われちょっとリッチな洗顔料に浮気したこともあるんだが、
結局最寄のドラッグストアで400円前後とまことに安価な値段にて売っているこの品へと帰る。
私の知る限り、他よりすぐれものなのだ、毛穴に関してもあまり悩んだことはない。

尤も、私の場合、加齢による皮脂量の減少が毛穴にも作用し、状態良さそに見えているだけ、
という可能性も十分考えられる。

PageTop

節分

早朝、カーテンを開けたらでっれえ霧。
日の出にはまだ間があり、鬼太郎とその仲間たちが現れそうなムード、おっさんによれば、

「電車もかなり遅れた」
とのこと。

今日は節分、明日は立春…つい先日質素な我が家風の雑煮を食ったばっかな気がするのに、
この頃時間の流れがやたら早く感じられてならん。
とか言いながらテレビの恵方巻き特集なんかを呑気に観ていたんだけどよ。

うちは焼き魚とあんかけ豆腐とおひたしと小芋の味噌汁という相変わらずのメニューだったし、
バレンタインデイ同様商業主義に踊らされてなんたらかんたらという批判も多い恵方巻きだが、
私は別に悪かないように思う。
そういうちょっとしたイベントを家族や親しい人と楽しんだり、また、一人静かに頬張りながら

「節分だなあ」
と季節を感じたりすることにより経済が回るのなら結構な話だ。

まあ確かに義理チョコなんてのは贈る方・贈られる方共面倒、馬鹿々々しい。
が、恋人同士がにこにこやりとりするさまは微笑ましいし、日頃お世話になっている方などに、
はなからお返し不要と気を遣わせぬチロルチョコ三個をちょいと可愛くラッピングして渡すとか、
気持ちとしてのゆとりも大事なのではなかろうか。
一々杓子定規に物を考えるより、人と人との間を温かくするため商業主義に乗っかってみる、
それもまたいい。

PageTop

Pさんのこと

先日、料理研究家の小林カツ代さんが亡くなられた。
洒落た食材や凝った調味料など不要、普通にあるものでさっと拵えられる小林さんのレシピに、
新婚時代からどれだけお世話になったろう。
昔求めた三冊の著書も、ずっと参考にし続けてきた大事な宝物だ。


ところで。
十余年前、家にパソコンがやって来、ネットの世界を知って後は、料理をするにあたっても、
わからないことがありゃぱぱっと検索、ハイ解決、ってなもんで、あほほど便利になった。
そうして出会い、お気に入りに登録した四ケ所のレシピブログは、まことにありがたい存在。
以前に書いた憶えがあるけれど、高名な『おっさんひとり飯』さんなどエッセイとしても魅力的だ。

その四ヶ所の中の一つにPさんという方のブログも含まれている。
ランキングで上位になるわけでもなく、また、詳細な作り方とて載っていない。
私と同学年の方ではないかと思われるのだが、毎日作った家庭の料理を実に淡々と紹介し、
御家族四人&ねこ・わんことの暮らしをやはり淡々と綴っておられた。
人気ブロガーさんだと既に著書を出したり料理のイベント等に招かれて活躍している方も多く、
料理写真ひとつとっても特別な照明を当てたり角度を考えたりと玄人はだしの演出だ。
しかし、Pさんは、そりゃ私なんかよりはうんと上手に決まっているが、失礼ながら素人の写真、
そう、熱いものはほこほこ熱く、冷たいものはきりり冷たいまま供するため、急いで撮った写真、
主婦の、おかあさんの、家族を思う心が宿り、時にブレてはいても胸にしみこむ写真だった。


昨十月上旬。
いつものように食欲をそそる料理の紹介とおうちの模様を書かれた後、

「しばらく遠出しますので、少しの間ブログをお休みします」
と、あった。
度々開いてもなかなか更新されぬため、きっとお忙しいのだな、と、七~十日置きぐらいに覗き、
のんびりと待った、お会いできるのをたのしみに。

そして、新年。
記事の更新があった。
「Pは病で亡くなりました。
 
気丈な母でした。
 
御愛読下さり、ありがとうございました」
という、娘さんの文。
目の前が、真っ暗になった。

Pさん。
毎年少々健診結果の数値が気になる旦那様や、お仕事上食事が不規則になりがちな娘さん、
新社会人の息子さんのため、せっせと野菜料理を工夫してらしたPさん。
長らくブログを拝見しながら、コメントすら書き込むこともできず、お別れとなってしまったPさん。

悲しかった、ただただ悲しかった。

PageTop

お恥ずかしい話だが。
伜が大学進学に伴いよそのまちへ行ってしまった五年前、正直、ちょっと、泣いた。

元々、外に放り出すつもりではあった。
マンション他のローンも抱えてはいたが、幼少の頃からやり繰りできる範囲で学資保険を掛け、
はじめっから予定していた。
男子たる者、いつまでも家でぬくぬく暮らしてなんとする、と。
にも拘らず、ちょっと、泣いた。

しょっちゅうドあほなヘマはしてきたものの、父親に似たさっぱりと明るい性格。
喧嘩してむすっと帰宅した時もあるが、相手の悪口をぐじぐじ言い募るようなことはなかったし、
奴の人間関係については、極稀にしか心配せずに済んだ。
てか、奴にとって最も悪口の対象となる人間は、母親である私だったのかもしれんと思う。


先月末の土曜、ちょっとハンコの要る用事が出来たってんで、久々に奴んとこへ行ってきた。
年始にはちらっと帰ったが、奴に似合わず変に無口やったんで少々気になっていたこともあり、
以前は毎日毎日見ていたその顔が今でも折に触れぽっと浮かぶ私には、うれしい用事だ。

そして。
奴は、元気だった。
親の前でぐっと愚痴を抑えられる程度には、元気だったように見えた。

要らんことは言うまい。
今は離れ住む親が何を言うたかて、今奴の心の底にある泥をすくい取ってやることなどできぬ。
いつもの憎まれ口であほな応酬をする、それだけでいい。
Hちゃんという、可愛い彼女もいてるんやし。

なので、おっさんと共に近くのスーパーへ走って、鍋の用意だけしといたった。
伜が家庭教師をしていたおうちを後輩のHちゃんが引き継ぎ、授業後には遊びに来ると言う。
昆布の浸し時間は短いが、一応おかん製の出汁と付けつゆ。
特上のお肉やら買うたし、野菜は下拵えしてあるし、二人、ゆっくり、食べなはれ。

うむ。
私は死ぬまで伜を想い、時には悲喜交々、ちょっと、泣くことだろう。
だが、そのうざさを奴に知られちゃいかん、ってことだけは、おのが胸に言い聞かせている。

PageTop