茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

信心

私ゃ、所謂健康食品ってものには、全く信を置いていない。
眉に唾をつけるどころか、丹頂チックを塗り込んどいてもいいとさえ思う。
だってあんた(って誰だよ)、変な宗教への傾倒と相通じるような気がせんかね?
「ラクしてトク取れ」
みたいな。
で、結局、損こく、という。


同じマンションの奥さんで、某健康食品をえらく押して来る人がい、今日もピンポン。
メニエルの前兆を感じて少し横になっていたこともあり、些かうんざりした。
ただ、彼女は別にその筋の販売員をしているわけじゃなく、自身が試してみて良かったから、
という純粋な善意により動いている。
相変わらずガリガリで病人臭い私を心配して下さるだけのこと。
事実、彼女は、人の悪口や噂話など一切しない、とてもいい人なのだ。


人間、足指一本のマメ、歯一本の痛みだけでも、泣けてくるときはある。
また、マジで藁にも縋りたいときだってある。
なので、他人様が良いと信じているものにケチをつけるつもりはない。
だが、どんなに勧められても、要らん。
誇大な謳い文句に飛び付いたところで、トクの中身は自分の信心ひとつにかかっておる、
そんなもんに縋りたかねえよ。


晩、おっさんが帰宅し、
「今さっき、下で○○さんの奥さん(←彼女)に会うてな、
 『ほんとにいいって、旦那様からもきすけさんに伝えて下さいね』
 とか言うとったぞ。
 何の話や?」
と、訊く。

「ああ、どうでもええことやわ。
 先にお風呂やね?」
そう答えながら、思った。
また一人、フツーに言葉を交わせる人を減らす結果になるかもしれないな、と。

でも、そんならそんでかまわん。
信心ってのは、こんなにまでしつこいもの。
ゆえにこそ、私は、あなたのそれに、眉へべっとり丹頂チックを塗り込む心地で応対する。


何を信じるかは、自分で決める。


という、勇ましい語調のわりにレベルの低いお話でありました、とさ。

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冷え

今、一番行きたいところは、どこか。

いくつか浮かんでくるが、先ずはとりあえずトイレ。
(
こんな夜更けにしょうもないボケかましてどうする)


ごちゃごちゃ調べ物をしていたら、寝そびれた。
何度選に漏れてもあきらめてはいかん、しつこく一から始めましょ、的ノリだ。
“小さなことからコツコツと”   by きよし西川
(
だから、も、しょうもないんだってば…おまけに古過ぎ)


戻る。
今、一番行きたいところは、伊勢神宮、かな。
伊勢の本家には、元日、年始の挨拶に行ったのだが、両宮さんの大混雑は必至であるし、
ピーか閉塞か、どっちへ転ぶかわからんめんどくさい腸の持ち主、お腹冷やしちゃまずいぞ、
っぽい体調も考え、初詣を見送っちゃったわけで。
うむ、しょっぱなの、トイレ、ってのも、あながち冗談ばかりとは言い切れん。


でも。
自身、謎なんだが、めっさ臆病且つ沈滞した生活を送っているクソ情けねえ婆のくせして、
心が冷える、なんてことは滅多にないんだよね、どういうわけだか。
実際、心の表皮はちょくちょく冷えるものの、心の芯まで凍てついてしまった、ってな経験は、
たぶん二度しかない、半世紀近く生きてきて。


そういう、天の恵みを有難く拝受しておる婆、ってことで、もっぺん戻る。
今、一番行きたいところは、伊勢神宮、かな。
外宮さんの御池でカメ釣って、禰宜はんに怒られとった、そんなおっさんのふるさとでもあるし。

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ネットのちから

人間、いくら能天気な者だろうが、ときに落ち込むこともある。
「あたしって、結局、人のお荷物でしかないんかしら…」
みたいな。

勿論、でっらオトコマエなにいさん(←旧)と出逢え、でっら奇跡的に子どもを授かって、
でっらシアワセな日々を送っておる、でっら運良過ぎな旧お嬢さま(←笑)・今ばあさん。
ときに落ち込んだところで知らんふりして過ぎちゃえたこと自体、でっら凄えわな。


おっと、そんな身の上話をしだしたらキリがねえぞ、ばあさんだけに。
ってことで、ころっと転換。


初めてパソコンというものを購入し、ネットの世界を知ったのは、十年前。
小心者ゆえ二年ほどはひたすらロムするだけだったけれど、
「ああ、私は、なんてシアワセな時代に生まれついたのだろう」
と、思った。

本来なら出逢うことすらかなわなかったであろう方々の、言、文。
そんな貴重な宝に、遠巻きながらも、触れることができる。
そこに在るナマの心情に、触れることができる。
何物にも代え難い、大きなよろこびを手にしたような心地になった。

そのうち、ロムだけでは済まなくなり、某所で図々しくしゃしゃり出るようにもなって…。
名も顔も露わにしてはいないが、私は私、やっぱり私。
むしろ、名も顔も露わにしていない分、はっきり本音が吐けた。
楽しかった。

そう、名も顔も、そして細かな事情も露わにはしていない。
だからこそ、嘘はついていない。
この点は、現在でも変わらない。

そして。
本来なら出逢うことすらかなわなかったであろう方々の、言、文。
そんな貴重な宝に、遠巻きながらも、触れることができる。
そこに在るナマの心情に、触れることができる。
このよろこびも、今なお変わらず感じている。

冒頭の落ち込みなんか吹っ飛んでしまうくらいの大きなよろこびとして。

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かたつむり

陽光を受けた雪が眩し過ぎて窓の外を見る度目がチカチカ。
子どもの頃はうれしかった銀世界も今じゃ、
「はよ融けて~」
である。
普段でも家にばっかいるくせして文句だけは一人前だの。

昨夜のうちから馬鹿みたいにでかい鍋でおでんを仕込んでおいた。
種がさみしくなったらウインナーとねぎ袋でも足せば三日はしのげる。
やっぱり引きこもる気満々なわけで()

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腹が痛いと思ったら

こんなことになっていた。
雪の朝1  
雪の朝2  

受験生の足はだいじょうぶなのかなあ…。

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恥初め

“○○颪”という山・山地・山脈の名を冠した冬季の強風は全国各地に見られるものだが、
我がまちも“○○颪”の吹く土地である。
昨日は特に轟々と吹き荒れ、洗濯物をベランダに干すのはやめた。
ババアの下着とかが空を舞い、飛んで行く之図、なんてのもあんまりぱっとせんしな。

とにかく、そんな中、すぐ近所への買い物でさえぶくぶくに着込み、
「あー、さむさむさむさむ…」
軟弱な呟きを発しつつ出かけたんだが、帰り道、家の前の筋へと角を曲がった瞬間、
『びゅうううううううーーーーーーー』
猛烈な突風が吹きつけてきた。
で、いきなりのことによろよろとあおられ、横座りみたいな変な恰好の尻餅をついた。
どんくさっ!

前方から来て一時停止していたバンの男性が、
「だいじょうぶですか?」
わざわざクルマを降り、声をかけて下さったのだが、これはそうとう恥ずかしい。
「だ、だいじょうぶです、ありがとうございます」
お礼を言うのがやっとだった。

帰宅して手提げ袋の中を見たら、六個入りパックの卵のうち四個が割れちまっていたため、
慎重に容器へ掬い取り、晩の献立を一品変更、かに玉にした。
こういうときに限って少しも型崩れせず上手く出来上がったりするのが不思議である。

また、食って腹が膨れると、恥な事が簡単に笑い話に変わったりするのも不思議である。

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成人式

女の子みたいにあでやかなお振袖をまとい、写真館で記念撮影、なんて余裕は全くなく、
ぎりぎりっぽい時間にバイクでやって来て、
「ほらほら、はよ着替えんと式典に間に合わへんよっ」
「うるせーなあ、わかっとるわー」
「ほらほら、ネクタイ、曲がっとるやん」
「うるせーなあ、締めとるうちから言うなやー」
「ほらほら、ちゃんと上までボタンとめてき」
「うるせーなあ、会場ではちゃんとするわー」
以前と変わらずただガーガー言い合うだけ。
息子ってやつぁ、なんでまあ、いつもいつもこんな風なんだろう、あー、腹立つ!

で。
「間に合わへんとか言うといて、出がけにのんびり写真なんか撮んのな」
と、嫌味こいて会場に向かった伜。

だが。
うれしかったのだよ、私は。
いくら
「うるせーなあ」
を連発されても。

やはり特別なイベントなのだよ、成人式ってのは。

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ふり

すぐまた成人式に帰省するものの、伜は昨朝、バイクに跨り現在の棲家へ。
「将来は金持ちになってドゥカティに乗るで~」
などとほざいているが、当然、愛車は中古、税・維持費等の安いクォーターである。
んでもお金は出ていくし、ぎちぎちに入れたバイトのためわざわざ戻ったわけで。
酔狂な男だ。

奴を見送るとき、
「今さらギア車は面倒やで、そのうちPCX買うてあんたんとこへ行ったるわ。
 あれならたぶんおかあさんでもスイスイやろ」
マジ顔作って冗談言ってやったら、
「あほっ、死ぬでっ!
 第一、PCXかて130kg近くはあるんやぞ。
 あんたみたいに非力な奴、こかしただけでパニクるわ。
 絶対しょうもないこと考えるなよっ!!」
どえらい剣幕であれこれ捲し立てる。
勝手な男だ。

大昔、腸捻転で死にかけてから、その後遺症である腸癒着によっても度々入院した。
ひどい腹痛を起こすので、‘07年秋の入院以来、チャリにさえ乗っていない。
だが、トシを食っても好きなもんはやっぱり好き、買い物へ連れて行って貰った際など、
バイクショップの前を通りかかると、つい、
「ちょっと寄ってもうてもいい?」
見るだけ族のくせしておっさんに頼んでしまう。
ふざけた婆だ。

上述のPCXも、昨春、そんな流れでホンダさんにて見かけ、お尻を合わせてみたのだが、
なかなか良いスクーターであった。
「なあ、おとーさん、これやったら私でも走れそうな気ぃするわ」
お店の方も、
「一週間前に発売されたばかりなんですけど、すごい人気ですよ」

その夜、夢を見た。
どこなのかはわからないが、行きたい場所へと走っていた。

一年ほど前、地道に中型から始め、先日、あらためて大型免許を取りやがった伜。
愛車に馴染んだ奴曰く、ビッグスクーターに乗るなんぞ邪道もいいとこ、だそう。
そんなら、小回りのきく原チャリにありがとう、で、ええやんか、と。
生意気な男だ。

PCXは、ビッグスクーターではない。
ただ、125クラスの割にがっしりでかく、どこへでも一緒に行ってくれそうな頼もしさを感じた。
勿論、この弱い腹では無理なのだが、
「乗りたいな」
そう思う自分がまだいた、ということに自分で驚いた。

いつまでもあきらめられぬふりをしていたい、そんな無駄事があってもいいわな、ひとつくらい。

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ほんとにさあ…

元日・二日と双方の実家へ新年の挨拶に行ったのだが。
「おやじ、俺が運転してこか」
「おう、ラクでええなあ」
両日とも伜の奴がドライバー。
どーこがラクなもんか、これほど疲れたドライブもないわ。

なのに、彼らには、
「後ろでいちいちブツブツ言うとるあんたの声を聞くほうがよっぽど疲れるでー」
軽くいなされたりして余計むっとする婆。

でも、大体だな、この野郎は元旦、我が家の地味なお雑煮&おせちを食っている最中に、
「あ、せやせや、俺、どうせのことやし今のうちに、思て」
とか言いだし、いきなり新しい免許証を見せるような奴。
二十歳になった途端、親の承諾は要らぬとばかりにさっさと大型二輪を取ってやがった。
「たとえ事後でも、ひとことぐらい早めに報告できるんっちゃう?」
私ゃ本年どしょっぱつから既にもう、ブツブツ初めは済ませていたのである。
ほんとにさあ…。


まあ、よい。
よそへ放り出した息子なのだ、好きにせよ。
元気でいてくれるなら、それで、よい。
そして、このように、たまーに元気な顔を見せてくれたなら、なお、よい。

だが、一方、どうしてもブツブツとは言うてしまうんだろうな、などと苦笑もし…。

まあ、よい。
自身への課題のひとつを思い知ったわけだ、ことしの。

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あけましておめでとうございます

みなさまにとって喜び多き一年となりますようお祈り申し上げます。


と、少々畏まってみました。
元日くらいきちんとものを言わねばいつ真面目になるんだ、だしな。

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