茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

受験

得意科目ではトップの座を誇ると同時に、苦手科目の最下位の座をも毎回温めている、
ぼうずはそういった偏向野郎である。
当然、国公立大になど縁がなく、はなから私大を目指していた。

で、自分が本当に学びたいことを踏まえ、魅力ある諸大学を受験したそうなのだが…
結果はボロボロ、完膚無きまでに打ちのめされておった。
そりゃまあ、魅力ある大学ってのは魅力の分だけどこも難しいわけで、仕方のない話だ。

ただ、ぼうずは、
「自己の方向性は守りつつ、模試の判定等に鑑みた大学も受けておいて欲しい」
という親の意見を全く聞き入れず、根拠の薄い自信を恃んで強引に事を進めた。
そして、完敗の憂き目を見るやメシを丸残しするほどがっくり落ち込み、口を開けば、
「もうええわ、おれはこれだけの人間や」
と捨鉢な台詞ばかり。

精神状態はどうあれ、とにかく先のことに目を向けねばならない。
「あんたなあ、どうせ自棄を起こすんやったら今年度がすっかり終わってからにしとき!」
いつもの調子で文句のみを垂れた。
よそんちのことはいざ知らず、うちの場合は母ゴコロを全開にしてあれこれ慰めたところで、
じめじめした湿気により当人の背にのしかかる重苦しさや孤独感を膨化させちまうだけだ。

結局、前期あっさり振られた某大学の同学部同学科に後期日程で再びチャレンジ。
ちゃらんぽらんな性格ながらも学びたいことだけは定まってい、
「ころころ志望を変えるくらいなら大学なんか行かんほうがええわ」
と、合格の見込める大学に乗り換えたり、学部学科を変更することはなかった。

難儀なやっちゃ…と思いはすれど、姿勢そのものは別に間違っていない。
間違っていないのだが、暗い予想しか立てられぬってのも事実。
「後期が受かるんであればとっくに前期で何とかなっとるわなあ」
と、ついつい溜息を漏らしそうになったし、志願者数の確定後は尚更げっそりだったが、
親みたいなもんは黙って見ておるより他ない。
むろん、浪人は覚悟の上だった。

ところが、有難いことに合格。
ようやく、初めて、手続き書類の入った分厚い速達便を受け取ることができた。
「ほい、おめでとさん、よかったね」
ぼうずに手渡した後はトイレに直行してしみじみと涙。
本当にうれしかった。
粘ってみるもんだなあ、と思った。


東京のように百何十里てな距離ではないが、それでもやはり遠いよそのまちの大学、
四月から一人暮らしだ。
炊事・洗濯、ちゃんとやれよ。
(↑最後の一行、えらく下品だったので書き直しました)

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