ボンクラ主婦きすけの気ままな日記
月半ば。
「あんた、ずっと引っ込んどったことやし、今度の連休はドライブでもしよか。
 
湖東から坂本に回って比叡山、とか、湖西から鯖街道をゆるゆる、とか、どや?」
おとんがそう言ってくれていたんで、ひっさびさにお出かけだい、とわくわく。

前者コースなら
まず八幡に寄って喜兵衛弁当やわさ、けど、大津に入ればかねよのきんし丼があるな、
う、円満院前の開運そばや渚庵の皿そばも切り難いやん、と悩み…
また、後者コースなら
ほい、朽木旭屋の鯖寿司やー、あ、待てよ、手前の高島には評判の店が増えてるし、
新たに開拓してみるのもええかなぁ、とにんまりし…
とにかくあれやこれや考えていたのだった、食うことのみ。
ええ、世は紅葉の真っ盛りでしたがね。

が、好事魔多し。
体力・抵抗力の落ちた時に来るヤツがやっぱり律儀にこんにちは。
お尻のモンダイである。
あっ、と思った時にはもう遅い、てか、思うより先に寒気もんの激痛。

すぐに近所の肛門科へすっ飛んで行った。
「あー、また何か難儀しとったんか、だいぶ間があいとったのになあ」
佐川満男ソックリの先生に慰められたりして。
お世話になるのはこれで四度目なんで、事情をわかって下さっているのだ。

「肛門の症状は弱っとる人・疲れとる人への警告や」
と先生がおっしゃる通り、べそかいて駆け込むのは決まって病後。
普段はビッグ・ベンをものともせず、それこそ高らかに触れ回りたくなるほど爽快なのに、
各種持病にしろ熱傷の移植手術にしろ、入院生活から娑婆に戻りせいせい、てな頃、
ひょっこり顔を出してくれちゃうのである、ジカクさんは。
(
尤も、大本となる今回の入院理由は腸閉塞、先にビッグ・ベンどころじゃなかったんだが)

結局、行楽は見送り、地味〜な連休を過ごしたのだった。
はー、ツマンネ。


ところで。
「肛門科だけはごめんやで…あんた、度胸あるなあ」
ぼうずにえらく感心されてしまった。
なに、ケツの恥はかき捨てのいっとき、市販薬より勝負が早い。
いくらメイクしようがお洒落しようがジヌシです、と暗い気持ちを抱え続けるのもやなんで、
さっさとお医者さんに丸投げだわさ。
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