茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

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久々に 3

『知多四国八十八ケ所霊場』として善男善女がおいでるように、この近辺には寺社が多い。
うちのクルマのトランクには、
My杖(笑)
なんかも年寄臭く忍ばせてあるんだが、寺社に付きものの階段はまだちょっと怖いんでパス。
遠くから手を合わせるだけとなった。

帰り道、土地のものを扱う地場産店に寄ってもらう。
規格外のちっさななんきんさんやらとうがんやらも置いてあり、小躍り。
うんうん、こういうの、二人暮らしの家庭にとっちゃ、最もうれしいサイズなんだよねっ。
で、今回のおみや。
おみや
見た目は今ひとつだが、みかんも甘味・酸味共ぎゅっ、な、好みの味でしたわ。

あー、楽しかったー!
も、ほんっとこころ踊る一日だったー!

おっさん、まことにおおきにさんでございました。

喜ぶ婆

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久々に 2

昨日は穏やかな好天、ちょうど秋祭りが行われていた。
山車


さて。
目的の海の幸。
昔々のその昔は、まるはさんが定番だったが、今や長い待ち時間を覚悟の上でないと入れん。
だが、この近辺には、他にも美味しいお店がたくさんある。
今回寄せてもうたこちらも、
おいしおすえ
「よし、南知多へうまい魚を食いに行くぞ!」
という、おっさんの気持ちにばっちり叶ったお店だ。

定食と言っても、旬やその日の揚がりによって内容が変わるけれど、昨日は…
 梅定食 1,570
    刺身  鯛、名前は不明乍ら白身の地魚、あおりいか、みる貝(たぶん)
    煮魚  かさご(たぶん、て、こればっか)とやはり名前は不明乍ら白身の地魚の二尾
    焼き物 焼き大あさり二ケ
    小鉢  もずく酢
    ごはん、赤だし、お漬物
 松定食 3,150
    先付  たこぶつ
    刺身  同上
    焼き物 車海老の塩焼き
              小ぶりの鯛の塩焼き
       
      焼き大あさり・大あさりのチーズ焼き・さざえ壺焼き各一ケ
    フライ    あじ一尾、海老二本(海老の助数詞って“本”でいいのか?)
    小鉢   同上
    ごはん、赤だし、お漬物
以上を二人でシェアし、ぱくぱく。
(
小心者ゆえ、混み合う店内でデジカメを取り出し料理を撮影、ってのはできなかった)

しかし、あれですな、こういうお店で新鮮な地の物を頂いてしまうと、スーパーで買うお刺身が、
途端に色褪せて見えてくるからいけません、贅沢な。
そう言えば、学生時代、富山出身の友人がよく、
「名古屋の刺身はゴム食ってるみたいで気持ち悪い」
と、ぼやいてたっけ。
満腹、満腹、御馳走様でした。

そうそう。
上で述べたように、秋祭りの日に当たっていたため、揃いの法被股引姿の子ども四、五人が、
お獅子をかついで店内に入って来、
「家内安全、身体健全、商売繁盛…エトセトラっ!」(註:エトセトラの略は当方の都合だす)
元気な声をあげぐるりとひと回りした後、お店の奥さんからお菓子をもらいまた去ってゆく、
てなことが、食事を愉しんでいるうちにも二組あった。
風習なのかな、何だかさらにたっぷりしあわせな心地になったわー。
ありがとう、神様との間のメッセンジャーみたいな祭礼の子どもたち!

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久々に 1

金曜の夜。
明日のお休みは、たぶん、きっと、緊急の出動もなさそうだ、ってことで、
「昼まで寝たる」
にんまり床についたおっさん。

そして、土曜の朝。
「もし中途半端な時間に起きてきたら、冷凍してあるパンをトーストすればいっか」
私は、インクの匂いもまだ強い、サラの新聞を広げ、のんきに過ごす。
 
ところが、
「おい、やっぱ寝だめってでけへんのやな」
結局はよから目を覚ましてはんの。
んだな、トシくってくると、そんなもんやて、おっさん。

で、
「よし、南知多へうまい魚を食いに行くぞ!」
いきなり突飛なことを言い出すから困っちゃう。
そいでも、愛知の知多半島は、まだ名古屋っ子だった若い頃、何度か二人ドライブした地だし、
一応、くまっちゃぁうなーぁんっ、的表情を浮かべてみつつ、迅速に身支度するリンダ@50歳。

道中度々渋滞に巻き込まれたが、お昼過ぎには目的地へ。

海。
海 

海海。
海海 

海海海。
海海海 

やっぱええなあ、胸がすっとした。


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どんだけぶりかしらん、なドライブ

金曜夜、おっさんが言う。
「明日はちょっと遠出すんでー」
何でもGWに伊勢へ田植えに行った際、友人から美味しい川魚料理店を教えて貰ったそうで、
「あんた、ずーっとどこへも出かけてへんかったもんなあ。
 悪い悪いて思うとったんやけど、なかなか都合が合わへんかったよって」
既に予約の電話を入れたとのこと。
いやいや、申し訳ないのはしょっちゅうへなへな寝込むこっちのほうでごぜえますだよ。
このひとにはほんとビンボくじ引かせちゃったな…えらく気が咎める。

と、しおらしげなふりをし乍らも、腹のどっかではぺろり舌を出してるようなところのあるクソ婆、
うきうき手抜きメイクをし、朝もはよからクルマに乗り込む。
目的地は奥伊勢、三重と奈良の県境に近い山の中だ。
途中少し迷ったが、鮮やかな新緑を眺め、こっちやろか、あれまあ、やっぱり間違っとるわー、
などとげらげら引き返したりするのもそれはそれでまた愉しい。

何とか正午前に到着。
おいしいお店 
生簀 

ここは、あまご料理を頂けるお店である。
鮎や岩魚の味は知っているが、あまごは未食。
とても感じのいい、あたたかな笑顔のお母さんが、離れの素朴な個室に案内して下さった。
個室から見た新緑 
同その2
本当に静かな山の中に在り、まずは空気そのものが美味しく感じられる。
すぐそばを流れる清い川のせせらぎも心地良い。

人目が気になる小心者なのでこれまで外食の料理写真って撮ったことはなかったのだが、
ここなら遠慮なくカメラを向けることができる。
たまには奮発して@,200円のコースで。

初めにあまごの甘露煮と季節の山野菜の煮物が運ばれて来た。
あまご甘露煮&季節の山野菜煮物
甘露煮は実に柔らかく、頭からしっぽまで丸ごと食べられる。
くどさのない味付けに感動。
煮物も滋味豊かないいお味。

串を打たれたあまご。
赤い斑点がなまめかしい、きれいな魚だ。
あまご塩焼き
自分たちでじっくり焼くわけなのだが、まだぴちぴちと動いている。
それでも、当然、
「きゃー、かわいそう」
などとはぜってー言わん。
人間は、他の生命を頂戴することでしか生きてゆけないのである。

ドライバーさまはノンアルコールビールなのに…
地酒
ずいぶんな厚かましさですな。
しかも、この後、
「せっかくやでもう一本いっとけ」
ですと。
大変素直な性格ゆえ、しゃらりお言葉に甘えましたがね。

あまごの唐揚げ。
あまご唐揚げ
あっさりとした塩味で、これも丸ごとさくさく食べられる。
美味しいよぅー。

あまごのお造り。
あまごお刺身
絶品。
臭みなんか微塵もない。
生魚をこんなに美味しく頂いたのは初めてかもしれない、と思ったくらい。

さて、先ほどの串が香ばしく焼けましたがな。
あまご塩焼き2
うーん!
あまご凄いよあまご。
そりゃ、お酒のおかわりもいるわさ()

おっさんとおばはんが他愛ないおしゃべりをしつつのんびり。
時折、かいらしい鶯の声も混じる。
ああ、贅沢な時間だ…。

ゆるゆる過ごした後、あまごの炊き込み御飯他が運ばれた。
〆のあまご炊き込みご飯&お吸い物&自家製お漬物
このお店は全般に上品な味付けで、好みにどストライクである。
大盤振る舞い
お櫃にどーんと二合半ほどもあったろうか。
食べ切れぬ分は包んで下さった。
デザート
デザートが甘いお菓子でないのも私にはうれしい。
満腹満腹至福、御馳走さまでございました。



にこにこお店を後にし、ゆかしい神社に参拝。
川上山若宮八幡神社。
川上山若宮八幡宮 
由緒 
御手洗場
伊勢国の神社は、川をそのまま御手洗場にしているところも結構多い。

相変わらずどこでも節操なくごちゃごちゃ願い事をしてくる図々しい奴。
おまけに、どっこいしょ、と、厳かな雰囲気を破壊。
参拝後の婆(笑) 
ジブン写真をup、殆ど嫌がらせに近い行為ですな()
しかし、五十前で杖を持ち歩く、ってのも情けない。
調子が良くなったらちったあ足腰を鍛えねば。

近くの道の駅へと立ち寄り、椎茸やら大根やらゆず果汁の小瓶やらを購入。
近くの道の駅
そして、行き同様、冗談を言い合いつつ、家路につく。


とにもかくにも、ほんっとこころはずむ一日だったなあ。
おっさん、まことにおおきにさんでした。

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涼を求めて

土曜日。
「ドライブしよ、ドライブ。
 うちにばっかいてては気分もクサクサするやろ」
と、おっさん。

多くの方が熱中症で倒れているこの頃、
「なるべく一人での外出は控えなさい」
ってことで殆ど箱入りババアみたいになっているんだが、私は私らのこのうちが好きなので、
ちっともクサクサしていなかったりする。
図々しい人間てのはどこまでも図々しいもんだ。


が、ともかく、遊びの話にはすぐに乗るわけで。
既に朝からクソ暑かったものの、水と緑のあるところならちょっとは涼しいに違いない、と、
久しぶりに岐阜は養老の滝へ向かう。
大昔のデートや、まだ小さな伜を連れて行ったときの思い出などがはがは語らいつつ進むと、
どんどん過ぎてゆく景色さえいちいち愛おしくなってくるのが面白い。
今このとき、ぽんぽん飛ばしているくだらん冗談も、のちにはまた愛おしくなるんだろうな。

駐車場からたらたらと坂道を上がってゆく。
運動不足の身には結構きついが、木蔭に入ると爽やかな風が吹き抜ける。
せせらぎ2 

茶店の井戸には飲み物が冷えていた。
名水の地ならでは

途中おっさんに支えてもらったりし、よろよろしながらも何とか滝に到着。
体力のねえ奴、休み休みでないと歩けなかったため普段の倍以上かかった。
だが、そこは別天地、嘘のような涼しさである。
いちお、説明
滝っす 
滝遠景

滝壺の脇の石に腰かけ霧のような細かいしぶきを浴びていると、血液まできれいになりそう。
あまりの心地良さに小一時間ぼーっと座り続けていた。
滝壺っす 
滝壺っす2

ケツに根が生えるといかんので、名残惜しいがまた下へ。
養老神社。
養老神社 
どこでも必ず願い事をしてくる厚かましさ、神様もたぶん苦笑。

神社の奥には菊水泉が湧いている。
いちお、説明2 
菊水泉
石段を降りたところにこの菊水泉を引いた水飲み場があったのでいただく。
水の味ってほんとはよくわかんないんだけど、あ、まろやか、と思った。

どっかのわんこ。
わんこ
上手に撮ってやれなくてごめんよ、である、本物は頬ずりしたいほどかいらしかった。

こういう懐かしげなお店って好きだなあ…。
いい感じの茶店 
地サイダーとおっさんの腕
地サイダーを買い、お店の前の椅子でひと休み。
何となくやさしい味わいは菊水泉に通じるような。


あまり疲れぬうちに、と他への寄り道はせず帰途につく。
おっさん、元気の出る一日をおおきにさんでした。

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母の日のドライブ

 昨朝。
「海だ、海海、海が儂を呼んどる、出かけるでー」
おとんが言う。
いろんなものに呼ばれるおっさんであることよ。

故郷に近い鳥羽か志摩かの海へ行くつもりなんだろうとは思ったのだが、
「ごめんやけど、頭之宮さんにお参りしたいんで、そっちのほうの海にしてくれやん?」
「お、んならそうしよ」

頭之宮さん(頭之宮四方神社)へは、
kisuke234.blog102.fc2.com/blog-entry-184.html
のように、一年ほど前、たまたま寄せて頂いた。
その際受けた勾玉形のお守りが何だかとても好きで、どこへ行くにも身に着けてきた。
頭をはじめ首より上の病から守って下さると言われ、受験の神様としても名高いこの神社、
当時はなーんも考えず参拝したものの、その後あれやこれやあったわけで、
「一度お礼参りに行きたいなあ」
ずっと気になっていたのだ。

どこを走っても緑が眩しく光るこの時季のドライブは、実に気持ちいい。
だっさいクルマに対する、
「なにたらたらしとんねん!」
という文句さえ引っ込む。
(
ちょっとは言ったけど)
紀勢道が大内山まで開通したおかげで嘘みたいに便がよくなった。


で、海。
海だ。

波打ち際だ。 

澄んだ水の後にナンですが、はい、ちょっとお邪魔しますよ。
ババアだ。
本当にお邪魔でしたか、そりゃどうも。

久しぶりの海、釣り人がいるにも関わらず、
「ヤッホー、ハイホー、ヨロレイホー!」
場違いな喜び方をしてはしゃぐ。

静かな漁港のほうへ回り、
静かな漁港
テキトーなお店にてお昼ごはん。


頭之宮さん。
頭之宮さん 

参拝後、また『頭之水』を頂く。
頭之水 

清き流れの唐子川。
唐子川
神様、お礼と共に盛り沢山なお願い事、ごめんなさい。


さて、昨日は『母の日』。
義母にはいつもお花を贈ってきたのだが、どういうわけか今年は、
「なんにも要らん」
予め電話が。

義母も寄る年波にこのところ少々気難しくなってきており、
「贈ってもまたぶつぶつ言われるよって、やめとき」
と、おとんはあっさりしたもの。
そのため手配もせぬままでいたことがやはり気になっていた。

「ちょっとばあやんの顔見てこ、私、ずっとお墓参りもしてへんし」
今度は実家へとクルマを走らせる。
某老舗で義母の好きな和菓子を求め、こんにちは。
和菓子よりお墓参りに寄ったことを喜んでくれた。
しょうもねえ嫁なのに…ありがとうございます。


おとん、またまた楽しい一日をおおきにさんでした。

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半年ぶりのドライブ

土曜の夕、出張から戻ったおっさんは、
「ちかれたびー」
という、死語か古語か判断に迷う言葉と共に大あくびをし、宵の口から寝てしまったので、
当然、日曜も家でのんびり過ごすものと思っていた。

ところが、朝になって、
「おーい、奈良へ行くでー」
などと言い出す。
「えー?」
「鹿と大仏が儂を呼んどる、支度しいや」
「わかった、ほんならちゃっとまわしするわー」
いきなりの話に忘れかけとった名古屋弁が出てまったがね。
ドライブって昨秋以来だ、考えてみればあのときも奈良へ行った。

外は穏やかな晴天、クルマの窓を開けても寒くない。
いつものように駄洒落を飛ばしたり鼻歌を交えたりでハイになっていたら、ふと目に付いた看板。
演歌かよ
哀切である。
思わず、
「ばかだなあ…僕を信じられないのかい?」
と肩を抱いてやりたくなった。
せっかくの行楽、わくわく目的地に向かってんだから、無駄にしんみりさせんでくれんか。

さっさと気を取り直してガハガハ笑いながら進むうちに奈良へ到着。
さすが観光地、我がまちでは祭のとき以外見られぬような賑わいだ。
クルマを駐車場に預け、歩いて回ることにする。

まずお昼ごはん、近鉄奈良駅近くのお店をあたるも、どこもいっぱい。
が、とある和食店で普段はお酒を置いているらしいカウンター席を空けてくれた、ラッキー!
おまけに目の前で調理しているおにいさんが物凄いイケメン、つい見惚れてしまう。
お腹も目もごちそうさまでございました。


で、興福寺。
東金堂。

興福寺1 

五重塔。
興福寺2 

実は、ここへは、ずっと来たくてたまらなかった。

国宝館にて愛しの阿修羅像に再会…うれしい。

中金堂は再建準備中、平成三十年に完成予定とのこと。
興福寺3 
♪ アホが見ーるー 鹿のケーツー



次は東大寺へ向かう。


せんとくん
おみやげ屋さんのショーウィンドウに飾ってあった巨大なせんとくん、金63,000円也。
おひとついかが?

至るところに鹿。
鹿1 
鹿2
こういう表情、人間もよくするよなあ、親近感。

東大寺南大門の金剛力士像。
「あ」
南大門金剛力士像阿形 

「うん」

南大門金剛力士像吽形

中門
中門 

大仏殿

大仏殿

大仏さま。
大仏さま1 
大仏さま2
改めて仰ぐとやはりその大きさに圧倒される。
それにしても東大寺って殿中まで撮影OK、有名なお寺さんには珍しいことで吃驚した。

東海道中膝栗毛にも出てくる柱の穴。
柱の穴
大仏さまの鼻の穴と同じ大きさだそうな。
中学生くらいの娘さんたちがきゃあきゃあ言いながらくぐっているのが可愛らしかった。


今度は春日大社へとてくてく。

あちこちで人力車を引くいなせなおにいさんたちを見かけた。
人力車

新緑。
新緑
うつくしい季節である。

参道。
春日大社参道1 
春日大社参道2 

本殿。
本殿 
よろしくお守り下さい。

三歩下がって夫の影を踏まず。
オサーン
どの口でそういうことが言えるんだか。
お賽銭ばかりでなく、くだらんギャグまで奉納してしまった。


もう何箇所か行きたいところだったが、急に動き回って翌日寝込んでもいかんので我慢。

クルマへと引き返す。
楽しく過ごした一日は帰り道も元気、またハイになってドライバーはいい迷惑。
本当は家でごろごろしていたかったろうに…おっさん、おつかれさま、おおきにさんでした。


本日のおみやげもん。

おみやげ
ポストカード、額用写真、クリアファイル等、興福寺で買い求めた阿修羅グッズである。

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東紀州でわはわはと 3

信仰心の薄い人間なのに神社仏閣自体は何となく好きなんで、頭の神様として知られる、
『頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)』に参拝。
頭之宮四方神社 

すぐ脇を流れる唐子川の岸がそのまま御手洗場となっているため降りてゆく。
正面には小さな滝が。
再び上に戻ったら、鳥居の間から拝めるようになっていた。
頭之宮四方神社2 
頭之宮四方神社3 
頭之宮四方神社4 

参拝を終えて帰られるご家族連れとすれ違い、挨拶。
あっちこっちへ行きたがりむずかるよちよち歩きの坊やを
「ここは神様のお庭なんやから、お利口にせなあかんよー」
と、宥めあやすお父さん。
それに倣って、
「ばちあたるよー、りっぱさんにしようねー」
懸命に世話を焼く四、五歳くらいのおねえちゃん。
口出しをせず幼いあねおとうとの様子をにこにこ見守っているお母さん。
いついつまでも御神徳多かれと祈りたくなるようなご一家だ。

ただ、心配しなくていいよ、おねえちゃん。
ここの神様は子どもにばちを当てるどころか、子どもと遊ぶのが大好きなんだって。
由緒書きを読み、つい笑ってしまった。
頭之宮四方神社5 
頭之宮四方神社6 

平たくまとめると…
その昔。
唐子川で遊んでいた子どもらが川上から流れて来た髑髏を拾い、わいわいやってたんで、
通りがかったじいさんが、きしょいやないか、と捨てさせた。
そりゃまあ同じどんぶらこでも桃に比べてぱっとせんわな。
で、じいさんはその途端、いきなり何ものかに取り憑かれ、大声で喚きはじめた。
「おいこら、せっかく子どもらと楽しく遊んでおったのに何や!
 きしょいたら言うてコケにした上遊びの邪魔をしくさって、あー、腹立つ!!
 んでも、儂を崇めて祀ったら、万民に幸せを与えて守護したろ」
実は、かつてこの奥の城におられた桓武帝後裔の唐橋中将光盛卿という御方の髑髏だった、
ってなわけで、びっくらこいた村人達が仰せの通りその髑髏を祀ったのが始まりなんだそうな。
じいさんは正気に戻るし、あらたかな霊験も度々だしで、めでたしめでたし。
恐ろしいんだか無邪気なんだかよくわからない神様だが、何とも大らかでゆかいな話だ。

社殿。
まっすぐ撮れよ、まっすぐ。
頭之宮四方神社7 
十年ほど前に平成の大造営で新しくなったとのこと。

社殿の横手から奥へ行くと…
頭之宮四方神社8 
頭之宮四方神社9 
頭之宮四方神社10 
当然、がっつりゴクゴク、しっかりナデナデ。

ボケ防止。

去り際に、もいちど一礼。
雰囲気も清々しく、いろいろ楽しいお宮さんだったな。
頭之宮四方神社11 

何でもないのだが何故か胸にしみる国道沿いの風景。

山あいの田 

この後は高速に上がり、行き同様他のクルマを貶しつつ家路につく。
他人に聞こえぬところではどんな扱きおろしも平っちゃらな奴、ひとつの生甲斐。

おまけ。
『道の駅マンボウ』で買い求めた地場産品と、『頭之宮四方神社』で受けた御守。
みやげもん 

おとん、今回もおおきにお疲れさんでした。

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東紀州でわはわはと 2

さんざん渓谷の雰囲気破壊をしてしまった後は、海方面へ。


島勝漁港付近で発見した丸ポスト。

私は、丸ポストに出会う度、思わず抱きつきたくなっちゃう変態婆である。
(辺りに人がいないのを幸い、実際にやったんだけどさ)

島勝の丸ポスト 
でも、丸ポストって、どこで見かけても人間的な体温を感じる。
人々の言の葉を、長の年月黙々と預かってきたこの姿。
何やら温厚律儀な小父さんの精がひょっこり現れそうだ。
顔や体形こそそれぞれの土地によって違えど、必ず黒い腕抜きをはめてんのな。


和具の浜。
和具の浜 
和具の浜2 
川だけでなく海もまた透明度高し。

海開き前ゆえ人影も疎らだったが、夏休みには子どもらのはしゃぎ声がはじけることだろう。

黒潮寄せる大白海岸へ移動、ここはかすかにサラサラと鳴る小粒な石の浜。
大白海岸 
大白海岸2 
今来た波が返すうちにも沖では新しい波が次々と生まれ、盛り上がり、こちらへ向かい…。

そんなさまを眺めているといつまでも飽きず、時の経つのを忘れてしまう。

「やっぱり海はええのー、心が広なるのー」
などと言うのはいいが、何故か背後の堤防で海と反対の方向を見、憩うおっさん。
堤防 
もう三十秒あとだったら、ハナクソをほじる姿がカメラに収まっていたに違いない。

ぼんやり浜辺に座したままマヌケな化石になっちまいそうなんで、よっこらしょ、ときりをつけ、
再びクルマへ戻る。

紀伊長島、『道の駅マンボウ』。
道の駅マンボウ 
たくさんのバイクや慰安旅行らしきマイクロバスも停まっており、ここはなかなかの賑わい。
暑さ凌ぎに大内山酪農の濃ゆいバニラアイスを食す。
甘いものはどうも苦手なんだが、よそで味わう甘いものに限っては別、美味しい!

お次はその大内山酪農がある隣の大紀町大内山(旧大内山村)へと向かう。
(
つづく)

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東紀州でわはわはと 1

ここんとこ土日にも仕事が入り、殆ど休日のなかったおとん。
先だっての金曜夜も、ビール片手に寛いでいたところへまたまた無情な着メロが鳴りだし、
結局、翌早朝に紀伊半島東南部の尾鷲へと向かわねばならなくなった。
いっつもすまんの。

ところが。
今回は問題の解決に馳せ参じるんじゃなく、ノータイ・普段着で立ち会える形式張らぬ用件、
しかも昼前に終わりそうとのことで、
「あんたも一緒に行かへんか、用が済むまでどっかで待っとりゃええし、ついでに行楽してこ」
意外にも面白そうな話になり(私にとって、だが)、勿論ほいほいついて行った。
ってことで、ちんたらと日帰り旅行記なんぞを。


夜が明け、いそいそ身支度をして発つ。
自分はペーパーのくせに、道中、鈍臭いだの流れを考えろだのもっと前で指示器を出せだの、
他のクルマをけなしつつ助手席でふんぞり返っているという、いつも通りの快適なドライブ。
道路は続くーよ どーこまでもー タタタターン♪

ともかくも現地に到着、町なかで降ろしてもらい、ちょっと付近をぶらつく。
尾鷲は、このクルマがピカピカの新車だった十一年前、親子三人一泊旅行を楽しんだ地。
天文科学館、尾鷲神社等、どこを訪ねても幼い頃の伜の顔が浮かび、何やら潤んだ気分に。
それはそれでまた変に快感だったりするんだが、きもくもあるんでテキトーに散策を切り上げ、
予め決めておいた喫茶店にて待つ。

ちょうど昼近くに迎えに来、取引先の方に教えて頂いたお値打ちな魚料理の店で定食を。
すぐ前の海で獲れる新鮮な地魚だもん、美味しいに決まっとる、ああ幸せ!
ごちそうさまでした。

晴れてはいても、もわーんとした蒸気にくるまれているかのような暑さ。
まずは涼を求め、隣の紀北町海山区(旧海山町)にある魚飛渓へと向かう。

わりと新しい造りなんだが、懐かしげな風情を漂わすトンネル。
何となく『千と千尋の神隠し』を思い出した。
対向車もとんとない、『三重県道760』という名の実質林道に現われたせいか。

小さなトンネル 

吊橋というのは、どんなに頑丈そうでもやっぱり足がすくんでしまうもんだな。
吊橋 
吊橋2 


清冽な水が淵となって湛えられると、何とも形容のし難い神秘的な色を映す。
有難くなるほど美しいところなのに、くすんだ夫婦以外だーれもおらず、景色も空気も独占、
えらい贅沢をさせてもらっちゃった。
魚飛渓 
魚飛渓2 

石から石へとひょいひょい身軽に飛び移り、川の中ほどまで行くサルみたいなおっさん。
ザ・おっさん 
時代に惑わされぬ昭和なシャツインが眩しい。
石の上にも五十年。

このように流れの早いところもあるため私はあまり動けず、手頃な石に腰かけてのーんびり。
清流 
微小な稚魚がいっぱいいたんで、わあ、可愛らし、と騒ぐ。
ただ、無事成長した姿を見ようもんなら忽ち、わあ、うまそ、という騒ぎに変わること必至。
静かな渓谷のたたずまいを満喫する一方、人けがないのをいいことに大声でわはわは。
くだらん年寄ギャグを言い合いつつ過ごす。

この後は海のほうへ。
(
つづく)

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また愛知

文化の日、今度はおとんの仕事ではるばる三河安城へ。
仕事と言ってもお得意先の依頼で代わりによその現場へ納品に行くだけの話。
だが、その握り拳大の部品一つがないと一日の作業が全て止まってしまうのだとか。
「せやなあ、一円足りんだけで肉まん買えやんかったこと、あったもんなあ」
と、のんきにずれた感慨をもらしていたら、あんたも行け、ってことでクルマに乗り込む。
一人でだらだら運転するのは好かんそうな、さみしがり屋かおっさん。

離れた駐車場で待っていたが、現場の用は正味十分、それを済ますといきなり、
「なんか海が見たあなってきたワ」
とか言い出したりして、ロマンチストかおっさん。
まあリアリストの私も即座に
「おっ、じゃあ新鮮な魚が食べたいぞ」
などと思ったので異議はなし。


で、安城からまた知多半島方面へ回る。


有名になっちゃった豊浜の『まるは食堂』、一時半を過ぎてんのに待ち人がわんさか。
若い頃はよく行ったけど、こうでかくなりまた激混みでは足が遠のく。
まるは 

そ、美味しくてお値打ちな店は他にいくらもあるよって。
あたしらは師崎の『丸誠』でワシワシといただく。
丸誠 


DEEP あおいうみ うみうみ                     (知多半島先端付近) 

001_20081104100635.jpg 
002_20081104100659.jpg 
大嘘。
曇天のせいでちっとも青くは見えなかった。

でも、打ち寄せる波には晩秋の透明感。
003_20081104100724.jpg 


おまけにイソギンチャクもうじゃうじゃ。
004_20081104100752.jpg 

港は静かだ。
012.jpg 

名古屋から日帰りで遊べる海、ってんで子どもの頃はよくこの辺りに連れて来てもらい、
潮干狩りや海水浴、磯遊びを楽しんだものだ。
また、若者の間でも思い立ったらすぐ行けるデートコース・海篇、として定番になっていた。


へいへい。

黒看 

さいでっか。
黒看2 
知多半島のR247沿い、特に海岸に面した地区には例のうざい看板がよく見られる。

祓い給へ清め給へ。
神宮東門 
       (帰りに通りがかった名古屋市・熱田神宮の東門)

仏も負けるな!
円通寺 
                         (同じく熱田区の秋葉山円通寺)

などと言いつつどっちも写真を撮るだけで参拝はなし、たいがいにしとけや、だわな。
円通寺は、大昔、井筒部屋の名古屋場所宿舎になっており、よく稽古を見に行った。
霧島、寺尾は男前な上に筋肉がこちこちっとしてかっこよかった。
逆鉾はカワハギみたいな顔で稽古もあまり熱心でなかったが、どこか憎めなかった。

寺社もそうだが、実家も素通り、なに、音沙汰ないのは無事な証拠、だわさ。
あとはくだらんお喋りをして笑いながら家路を急ぐ。


我がまちに着き、最寄りのGSへ。

めんどくさいんで乗ったまま洗車機にかかる。
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「わはははー、おもしろー」
とノーテンキに騒いでしまったが、万一フロントガラスが割れたら阿鼻叫喚だな。

何だか愛知づいているものの、楽しくてちょっと懐かしい気分になれた一日だった。

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ぶらっと半田

借りっ放しだった工具箱を返しに実家へ行ったがねおみゃあさん(誰だ)。
一家揃って出好きなうち、晴天の休日にじっとしている者など居らぬのは承知なので、
勝手に車庫へブツを置き、さっさと無人の家を後にする。


わざわざ尾州方面まで来たことだし、もう少し足を延ばしてゆるゆるしてこか、と、
知多半島の中ほどに位置する『蔵のまち』半田へ。
こじんまりと落ち着いた地方都市、江戸の頃より酒・酢等の醸造業が盛んであり、また、
『ごんぎつね』、『おぢいさんのランプ』、『てぶくろをかいに』他名作を生んだ童話作家、
新美南吉の出身地でもある。

その南吉の生家へ向かう途中にあった『かわらよし』という和食店にて一寸遅い昼食。
たまには所謂文学散歩などして高尚な香気を嗅いでみるべえか、とか言い合い乍ら、
よさげなお店を見つけるや高尚は後回し、食い気に走る無明の凡夫ら。
なに、食えるうちが花だ。
例のごとくお手頃そうな定食を選んだが、とても凝ったものが一品出しで運ばれて来、
中年夫婦の煤けたハートも忽ち幸福感でいっぱいに。
あーおいしかった、ごちそうさまでした。


で、やっとこさ南吉生家。

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つつましい暮らしぶりがうかがえる内部、炊事場は半地下になっていた。

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ここからは車を置き、南吉が遊んだり説法を聞いたであろう岩滑八幡社、常福院、

光蓮寺へ寄り、『ごんぎつね』の兵十が鰻を獲る川として登場する矢勝川堤に出て、
そのままぶらぶら南吉記念館まで歩く。

新美南吉記念館はなかなかアーティスティックな建物。
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(うまく撮れなかったため半田市HPより拝借)

ちょうど『教師南吉と67人の生徒達』という特別展の期間中で、原稿や日記・書簡等、

安城高等女学校教諭時代の貴重な資料が公開されており、じっくりと見て回った。
生徒たちを支えまた生徒たちに慕われた南吉の人となりが温かに沁み込む思い。
館内には↓のような胸像もあったが、
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通路の奥で秋の柔らかな陽を浴びていた↓の人形のほうが不思議により南吉らしい。
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さて、再び車に戻り、今度は半田運河沿いの蔵町へ。

最初に中埜酒造さんの『酒の文化館』(無料)を見学。
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『男盛りの國盛』ってキャッチフレーズ、大昔CMでよく耳にしたな。

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文化館から続く黒壁の蔵も渋い。

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中ではガイドさんが醸造の歴史や工程を丁寧に説明して下さる。
おまけに飛び込みでも『國盛』の各製品を試飲できちゃったりしたんで、
「せっかく酒どころに来たんやし、あんたは利き酒させてもうてき」
というドライバー様の仰せに従い、
「うん、是非そうするっ!」
二つ返事でいそいそと三種ばかり頂く。
思えば幼少の頃から素直で聞き分けの良い子だと評判だった。

中埜酒造さんにそのまま車を置かせて頂き、徒歩で同族の中埜酢店さんへ。
「♪ ワンッスプーン ワンスプーン ランランランランランララーン」

「♪ 金のつぶ食べよー」
でお馴染みのミツカンと言えばわかり易いだろうか。
こちらも古い建屋を『酢の里』というミニ博物館にし、無料で一般公開している。
歴史コーナーや実際にお酢が造られている発酵室等を興味深く見学。
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運河の両岸に連なる味わい深い蔵群。
“”三に小丸”のこのマークは明治20年・四代目の頃に商標登録されたものだそう。
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近世・近代・現代の建物を一度に望む。

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前後するが、中埜酒造さんから中埜酢店さんへ向かう途中にあった半田市観光協会。
雑穀商であった旧萬三商店事務所(登録有形文化財)の一部を借りているそうだ。
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掛けたままの注連飾りは、三重は伊勢志摩地方の風習に似た意を持つのだろうか。
ググってみたものの不明。


再々度車に戻り、旧カブトビール工場である『半田赤レンガ建物』へ。
ここも中埜酢店四代目の創業。
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昭和18年の工場閉鎖後、戦闘機『隼』で知られる中島飛行機製作所の資材倉庫となり、
ために何度も機銃掃射を受けた。
北側の壁に今なお残る弾痕。
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ぎりぎりで一般公開期間に当たっていたので建物の中へ。
南吉記念館の特別展にしろ、予約もせず國盛を試飲できた(笑)『酒の文化館』にしろ、
行き当たりばったりもいいとこだったのにえらくツイている。
ボランティアの男性シニアガイドさんが懐かしい尾張訛りでいろいろと説明して下さった。
お話し中にパシャパシャ撮影するのも申し訳ないので内部の写真はこのビール箱だけ。
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昔のデザインってむしろ垢抜けて見える。


ほかに紺屋海道も散策したかったが、そろそろ時間切れ、次の機会にとっておこう。

楽しい一日をおおきにさんでした、半田のまち&おとん。

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