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茅屋雑記帳

ボンクラ主婦きすけの気ままな日記

男運

結婚してそろそろ30年になるんだが、父母をはじめ親族は皆が皆
「あのわがまま娘のこと、一ヶ月持たずに帰ってくるかもしれん」
胸中そう思っていたらしい。

ところがどっこい、一人で帰ることは一度もなかった。

「あんたはなぁ、おかしなとこいっぱいある子ぉやけど、何でか知らんが可愛ええわ」
こんなことを言ってくれる男がどこの世界にいるだろう。
早々に三下り半突きつけられても仕方ないような女に。
そして、この歳になっても、迷惑ばかりかけ続けても…。

どんだけ男運がいい女なんだ、私は。

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ラグビー

柴門監督(大谷亮平)目当てで毎週日曜『ノーサイド・ゲーム』を観ていたんだが、
回を追う毎にラグビーそのものにも興味が湧き、はまっていってしまった。
W杯、日本だけでなく他国どうしの試合にも熱くなっている。
反則とかまだちょっとわからんときがあるけど、隣に優秀な解説者がいるので助かる。

この度のカナダ代表の方々の温かさには涙が出た、深謝拝謝。

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女医さん

先日脳外のほうの診察があったんだが、血圧を測る際に
「ちょっときすけさん、この枯れ枝のような細っそい腕は何よ」
と呆れられたんで、
「いや先生、体温測るときも腋が穴みたいになっちゃっててエラー出ますねん、ははは」
そう答えたら、
「笑ってる場合じゃないでしょ、しっかりごはん食べなさい」
ぱっしり背中を叩かれちゃった。

乳腺も消化器も耳鼻も婦人科も主治医は男性の先生、皆さん揃って穏やかな方である。
だが、脳外の主治医は女性、びしびしはっきりものを言わはる方だ。
「先生の中の人、ほんまはおっさんやろ」
いつも心で呟きつつ、素敵な先生に出会えて良かったな、と、しみじみ思う。

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実家

姉から
「たまには顔を見せに来なさい」
と、電話にて↑の言葉を名古屋弁(笑)で言われるのだが。

まだ40キロ超えてへん。
この姿では行かれへん。
年老いた両親を嘆かせてしまう。

頑張らなあかん、こんな親不孝はあかん。

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困った(笑

昨晩、海辺にバイクを止めて一瞬マジにおまえを抱いたり、赤い革ジャン引き寄せ、
恋のバンダナ渡したり、壁際に寝返りうってみたり、君が望むなら命をあげてもいい、
などと断言したり、ニーナとかローラとか叫んで桜吹雪にはらはらすがっていたら、
今朝は声が掠れすぎであった、なんか腹筋もちょっと痛い。
何年ぶりに行ったのかわからんけど、カラオケはほぼ運動なのかもしれん。

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脚の不思議

我が家は親子三人揃って長身である。
そして、親子三人揃ってやたら腕が長い。
おっさんと伜は、Yシャツの選択が難しい。

なのに、親子三人揃って脚は特に長くない。

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毛の不思議

人の身体というものは各々違っていて、それはまあ当然の生まれつきってやつなのだが。
入院する度看護師さんに驚かれるのは、体幹・腕・脚の毛が無いことである。
過去には、
「永久脱毛とかされたんですか?」
と訊く方もいらした。

今でこそ頭髪は随分減ってるし、腋毛と、その、何だ、お下もちょろっとしか生えてこぬし、
眉もおぼろだが、昔は結構多かったり濃かったりで悩みの種になった時期があった。
けれど、それ以外はなんにも毛が無かった。
薄いのではなく、本当に生えていなかったのだ。

風呂上りの伜が涼んでいる姿を見ると、腕は私同様毛が無い。
が、脚はというとなかなかの脛毛。
おっさんは、適度に全身万遍なく毛がある。
不思議なものだなあと思う。

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はー

やっと家に戻って来られた。
今回の入院は意外と長引いたなあ。
お腹がひどく痛み、休日だったのでおっさんに救急外来へ連れて行ってもらったら、
そのまま入院。
支度のため一旦家に帰りたかったんだけど、許可が出なかった。

消化器関係はどんどん体重が減っちゃうから困る。
BMI14.3って何なんだよおい・・・。
PC打つのもきついわえ。

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好き

ウィルキンソンのCMを見て
「あー、もしこの人(大谷亮平)にどっかで出くわしたら即死やな、そのまま成仏できるわ」
ぽわーんと呟いていたら、たまたま家にいた伜が
「おやじで我慢しとけ」
と。

あんなあ…
おとーさんは昔、顔の中身は大谷さんより些か薄かったけど、顔の輪郭同じやってんで。

そして、あんたも。
私成分が入ってるんで、おとーさんよりは中身ちょっと濃いか。


二人共ええ男やで。
お弁当ずっと作れてないし、迷惑ばっかかけとってごめんな。



各科の検査・診察が二日続いて疲れた。
病院へ行くにもそれなりの元気が要る(笑)。

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転移

ときどき、不安になる。
右胸にある二か所のつぶつぶが日に日に大きくなってきているようで。
けれど、まだこのサイズでは、正確な検査結果は得られないだろう。
どうせ片方無くなったんだし、右もリンパへいっちゃう前に切って欲しいんだが、
はっきり診断されないと予防手術扱い、保険がきかない。

死ぬまではちゃんと生きてゆかねばならん、でも、色んなことを思い、眠れぬ夜も多い。

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新しい元号

発表の直前に宅配の方が来て、早く冷凍庫に、と仕訳、菅さんの声だけ聞いていた。
「ほえっ?」
デケデケデレレン デケデケデレレン デケデケデレレレーレレーレーレンレン…
その瞬間『Layla』の出だしが脳内で鳴った、馬鹿である。

落ち着いて文字を見たら、優雅で素敵だった、響きも伸びやかだ。
どうかどうか良い時代となりますように。

令和になっても私は相変わらず馬鹿なんだろうけど(苦笑)。

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まんぷく

あと少しで終わりかと思うとさみしくてさみしくてしょうがない。
この半年、毎朝身体の痛み、気持ちの沈みをどれだけ和らげてくれたことか。

今日の場面。
真一さんと忠彦さんが病床を見舞ってくれたら、ぽーっとし過ぎて逆に死んでまうと思った。
でも、もし世良氏が来たら、胡散臭さに笑っちゃって元気になるかもしれんな。

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真一さん

昨日、夫婦で大相撲をテレビ観戦していたところ、
「あっ、おとーさん、おとーさん、真一さんやで、真一さん!」
(註:ゲストで現れた『まんぷく』・真一さん役の大谷亮平)
「真一さん好っきやー、真一さん、真一さんっ!!」
つい、わーわー騒いでしまった。

「そんだけ元気な声聞けると安心するわ」
おっさんは、隣でにこにこ笑っていた。

このひとこそが、私のやさしいやさしい真一さんなのだと思った。

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めっさ笑った

こないだの通院日。
血液検査の結果はやはり悪い、抗ホルモン剤って結局どれも私には合わんのかな。

だが。
「うーん、どうしたものだろう」
先生が考え込みながら私の電子カルテ画面を過去に遡りスクロールされたとき、
「えっ?」
ぼんやり見ていた目が点に。

都会の病院へ行かれた執刀医の先生が引き継ぎのため残したコメント欄。
『非常に静かで無口、要配慮』
『本人が意思を伝え辛そうな場合、こちらからの語りかけを』

偶然見てしまったけどさあ、おいおいまじかい、もんの驚きやで。
確かに私は口下手である、でも、そこまでしおらしかったかえ?
何より、家庭内ではどんだけガミガミごちゃごちゃうるせー奴かと。
家に着くまで笑いを堪えるのが大変だった。


夜、おっさんに話したら、
「あんたの被っとる猫は何匹いてるんや」
同じように笑っていた。


もう三月なのに何言うとんねんだが、今年になって最も笑える出来事だった。
薬剤の合う合わぬはどうしようもないこと、駄目なら諦めるしかない。
ただ、笑いはやはり一番の良薬だと思った。

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幸福

『いだてん』、視聴率も評判もいまひとつらしいけど、私は楽しく観ている。
時代やシーンがごちゃごちゃ交錯し、わかりにくいのが難点なのだろう。

先週は、
「なんやしらん、変なドラマやな」
びっくらこいてる信長・秀吉・家康大河好きな古ーいおっさんが目を潤ませていた。
獅童演ずる兄さんの温かさに。
「弟はなあ、たいていあほやねん、絶対兄やんに迷惑かけとんねん」
と。

そして今週は、
「どんくさい奴はどこまでもどんくさく生きてけばええねん」
などと言っていた。

私は、このひとのこういうところが好きだ。
真っ直ぐな心でものを見る、いくつになってもすっげー単純なひと。
大好きだ。

タオルのことを未だ“てぬぐい”とか言うおっさん。
大河の時間になるとやっぱりNHKに変えるおっさん。
で、一緒にテレビ見てると横で鼻毛抜いたりしだすおっさん。
けど、大好きだ。

このひととめぐり逢えた私は、なんて幸福な者なんだろう。



今日は結婚記念日でございます。
なぁーんもせやへんけどな(笑)。

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病関連の話は何より自分自身がうんざりしてしまうので、あまりしたくない。
だが、押さえつけようとすればするほど暗い気持ちに陥ってしまうときがある。
めんどくせー。

有名人の癌の話。
落ち込む。
ああ、この人も、あの人も…どんなに辛いことだろう、と。
池江さんみたいな若いアスリートが白血病という謂わば血液の癌に。
堀さんみたいな子沢山の肝っ玉おかあさんが口腔癌に。




私なんかがあほくさい愚痴を言うのは恥ずかしい。
だが、リンパまでいっちまい廓清したことは、せずに済んだ場合に比べ多くの不安を抱える。
しつこく悩まされる左上半身痛もきついが、一旦リンパ浮腫を起こしたなら完治はしない。
とにかく予防予防で、しぜん、生活の行動が制限される。



初めに頂いていたホルモン抑制剤が合わずNASHになってしまい、一ヶ月半中断した。
今月初めの血液検査では多少回復し、やはり癌転移への対策は不可欠ってことで、
現在は同種だが別のお薬を服用している。
服用後の気持ち悪さは変わんねぇような気ぃするけど、先生も色々お考え下さってるしな。


今はただ、時を待とう、死ぬまできちんと生きてゆくためにも。

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あけましておめでとうございます

どなたさまも素晴らしい一年となりますように

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毒が消えた

翌日の町はイヴを迎えるクリスマスムード一色であったろう。
伜はともかく、おっさんおばはんが今さら何をなんで、蕪とお揚げを煮て、鮭でも焼いて、と、
いつもながらの質素なお昼を考えていた。
晩ごはんは、ま、きのこやら菊菜やら葱やら入れた鶏鍋でいいか、とかさ(笑)。


ところが、
「おかあさん、明日から三が日までMさんは夜だけになるよって、ランチは今日までや、
こりゃ食べに行かなあかんわ」
などと言い出すおっさん。
いつもの大好きな和食処さんだ。
前日の情けない気持を引きずっていたし、
「うーん、まあ、年明けにお邪魔しよ」
だいたい私は食べ物を残すのが大嫌いだ、もしそうなったらお店に失礼ではないか。
なのに
「俺が食べに行きたいねん、独りメシはつまらん、一緒にな」


で、行った。
美味しかった。
おっさんが私の御飯その他を手伝ってくれて、完食できた。

普段滅多に言葉のやりとりをすることはないが、目だけでの挨拶を交わしてきたお客さん、
先代のときからの常連さんたちだ。
「良いお年を」
お店から出る際に次々と声をかけて下さった。

皆さん、所謂アラセブな方々だった。

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毒矢

私は男女を問わず私の干支一回り上かその前後くらいの年頃の人が少々苦手である。
今の言い方だと、アラセブあたり、ってことになるかな。
勿論、尊敬の念を抱き、仰ぎ見る方も沢山いらっしゃる。
が、町なかやお店で変に横柄な態度を取ったり、自己中な物言いをする人を見かけると、
ああ、またこの年頃かえ、と思う率が何故か高かった。


先の日曜朝。
買いだめすべくスーパーへ連れてって貰い、入口の置場でカートを引き出していたところ、
正にその年頃と思しき女性が物凄い勢いでガシャンと音を立て左隣の列にカートを返した。
私の動作が不自然にトロいため邪魔くさかったのか、こちらを睨みつつ乱暴に。
幸いぶつかりはしなかったものの、咄嗟に今は亡き左胸(笑)と腕を庇った。
向かいの迎春コーナーで注連飾りを見ていたおっさんが振り向き近寄ると、急に
「大袈裟な奥さんやわ、旦那さまも大変ですねえ」
取り繕うような笑顔で言い、そそくさと去る。

以前ならその背に
「ちっ、やかましわ」
小声で吐き捨てたはず、だが、今はそれもできなかった。
おっさんは、
「あんなおばはんなんぞどこにでもいてる、気にするな」
と言ってくれたけれど。



「大袈裟な奥さんやわ、旦那さまも大変ですねえ」
ほんとうにそうなんだろうな。
刺さった後じわじわと心に隈なく回ってゆく毒矢のような言葉。
旦那さまも大変ですねえ…旦那さまも大変ですねえ…旦那さまも大変ですねえ…
ほんとうにそうなんだろうな。

沈んだ気持ちのまま買い物を終え、帰宅。
こんなことでいちいち落ち込んじまう自分こそ、ほんとうにそうなんだろうな、とも、思った。

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続・笑い

一日に一度でも声をあげて笑うことができたら、それは幸せの証なんだと思う。

朝ドラの『まんぷく』、今週の展開こそかなり辛いが、いつもすごく助けられている。
人々の誰もかれもがいきいきしていて、キャスト選びの上手さが光る。
どうか全ての登場人物が幸せになってほしい、毎朝そんなことまで願ってしまう。

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ある晩の献立

梅ごはんを炊いたところ、意外にも伜から好評を得た。
奴も食の好みが段々おっさん臭くなってきたのかな(笑)。
まあ普段ガッツリ系のもんばっか食べてるみたいなんで、たまには、な感想であろう。
ということで、何かを見て書いたメモをもとに自分で実際に作ったものの覚え書き。



梅ごはん

材料
米 2合
梅干し 中粒4個(家で使ったのは減塩でない昔っぽいもの)
出汁 300ccくらい(冷ましておく)
みりん 大さじ2
塩 小さじ3/4(食卓塩でないもの…家のは“はっ、かっ、た、の塩っ!”だったw) 
醤油 ほーんの少し、持帰り寿司に付いてくるちっさな魚の入れ物の半分くらい

1. 米は研いでから30~60分ほど水に浸け、ざるに上げて水気をしっかり切っておく。
2. 炊飯器に1を入れ、先にみりんを加えてから次に出汁を2合の目盛まで注ぐ。
  多ければ余しておき、足りなければ水を加える(余った場合はおひたし等に使える)。
3. 続けて塩・醤油を入れ、塩を溶かすように軽く混ぜ、梅干しをのせてスイッチオン。
4. 炊き上がったら梅干しの種を除き、しゃもじで果肉を潰しながら全体にさっくり混ぜる。



この日は質素ながら他に、
・鯵の開き・大根おろしとすだち
・ひりょうずの含め煮にオクラをそえたのん
・なめこと葱の味噌汁
を用意していたのだが、おっさんに急用が出来て外食との連絡がすまなさそうに入り、
「あれまあ…」
ちょっと脱力。
冷蔵庫に入れておき、チンするなり温め直すなりすれば翌日でも何とかなるとは言え、
やはり美味しくはない。
一応あの男に訊いてみたろか、と伜にメールしたところ、
「結構な雨やし誰かと外で食うのもめんどくさいよって家でごろんとする」
という返信、結果、食卓に出した品はめでたくきれいに無くなった。

相変わらず私の食は細いまま。
梅ごはんは軽く一碗が精々、殆ど伜が食べたし(全然太ってもいねぇのにまぁよう食うわ)、
鯵も半分方手伝ってもらった。
それでも、拵えた食事を褒められると心が明るむ。
少し元気の出た晩であった。

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笑い

今日は消化器科のほうの診察日だった。
もう何年もお世話になっているが、温和で面倒見のいい先生。
入院時も毎日度々様子を見に来て下さるし、有難いことである。

血液検査の結果と照らし合わせ
「ああやっぱり乳腺外科の抗ホルモン剤の影響が出てるかなあ」
数値が軒並み悪かった。
「どういうわけか食欲もなくて…ムンクの『叫び』みたいな顔つきになってきました」
そう答えたところ、いつもは物静かな方なのに
「ブーッ」
いきなり噴かれてしまった、まあマスクしてらしたから唾は飛ばなかったけど。
「すみません、笑い事じゃないのに。
 そうですねえ、こちらのお薬を少し変えてみましょう」
きまり悪そうに通常の先生に戻った。

いえいえ、先生、私はうれしく思いましたよ。
こんな影の薄いインキー婆でも、まだ人さまを笑わせることができたんだなあ、って。

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晩秋

一昨朝。
診察日だったため久し振りに体重を測った。
吃驚した。
BMIで言うと15を切っている。
さすがにこれはあかん。

先生も胸の診察より先ず顔を見て
「ちゃんとしっかり栄養摂ってますか?」
うーん…摂れてないんだろうなあ。
何を口にしても美味しくないし、すぐ胃が重くなる。
抗ホルモン剤の副作用としてはあまり見られない症状ってか、一般的にはむしろ逆らしく、
慣れるまでに時間がかかる体質なのかもしれない、とおっしゃった。


ついでに。
残った右胸に二か所、それぞれごく小さな粒が三つくっついたようなものを見つけたので、
そのこともお話しした。
先生が触診する限りではほぼ心配ないそうだが、安心を得る為エコーはしときましょう、と。
左胸のとき、最新の造影MRI機で同時に右も検査した際は、異常無し。
が、リンパ節転移も無しという所見だったのに、手術時のセンチネルでは広がっていた。
きっとわかりにくい病なんだろうなあと思う、ある程度育っちまうまで。
まあとにかく受けて帰ってきた。


何にせよ、美味しいもん・好きなもんの豊富なこの時季。
こんなに食えんでどうすんねん、と、少し悲しくなる晩秋だ(笑)。

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ズッキーニ

食欲ねぇよぅーと嘆いたところでしゃあない、ましてや似非即身仏(笑)になるのも癪。
少しでも食べやすいものをと、今夜は水菜をお供の湯豆腐にした。
めっさ手抜きやけど、胃弱のおっさんも喜んでくれたし、まあええわな。

安かったため買ったズッキーニでついでにもう一品。
ズッキーニ好きなんだよね、ナスっぽいのにクセが無くて。

以下は覚え書き


【 ズッキーニのバター醤油ソテー 】

ズッキーニ 1本
バター 適宜

※ 醤油 小さじ1
おろしにんにく 適宜
砂糖 ひとつまみ

フライパンにバターを溶かし、5ミリくらいに輪切りしたズッキーニを入れて塩少々を振り、
両面軽く焼き色をつける。
※を加える。


やっぱりこれも手抜きな簡単さですな。

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骨どーすんだよw

昨晩、お風呂上りにパジャマのパンツの裾を膝までめくって足の爪を切っていたところ、
ちょうど帰宅した伜が一言。
「あんた、いったい何なんやその手首みたいな足首は、どんなふざけた仏か知らんけど、
まんま即身仏になってまうぞ」
先日も思ったが、野郎というのはどうしてこう厭味なものの言い方をするんやろ。
加えて直截でもあるし(笑)。


ホルモン抑制剤を服用するにあたり、現在の主治医の部長先生は、
「低体重のあなたには関係ないだろうが、薬の副作用でどんどん肥満する人もいます。
長年に亘る治療なので、その点はほんの少しだけ気に留めておいて下さい」
とのこと。
私はガリなのに何故かなっちゃったけど、乳癌の大敵は肥満だと言うしねえ。
また、リンパ浮腫外来の講師の先生からは、
「予防のためには太らないようにすることが最も大事です」
同時期にリンパ節郭清した各部癌患者を集めた場にてスライドでのそんな説明があった。


けれど。
なんか伜が指摘する通り、逆に羸痩の域に入ってきたような気もする。
いつまでも続く左上半身の痛みのせいなのか、或いはこれも一種の薬の副作用なのか、
私の場合、今んとこ一日中じわっとくる吐き気のため食欲がわかん。
本来食欲の過増進に悩む人が多いらしいものの、副作用の表れ方は個々に違うもんな。

骨粗鬆症を誘発することは、はっきりわかっている薬。
癌細胞の増殖を阻むため、謂わば強制的に老化を進めている側面もあるわけだし。
なのに、必要な栄養は摂れねぇわ、ろくに動けねぇわで、一寸困る。

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おやまあ

土曜の午後、『西郷どん』の再放送をぼんやり観つつ、
「ところで私の執刀医はどこへ行かはったんやろ・・・」
やはりぼんやり呟いていたら、休日なのにめっさ珍しく家にいた伜が背後から、
「今あんたの前にあるパーソナルコンピューターという文明の利器で検索すりゃええやん」
と。
いちいち厭味にめんどくせー物言いをしやがる、誰に似たんだ、私か(笑)。

ぼんやりしたまま検索してみたところ、おやまあ。
さすが文明の利器、いっぱい出てきた。
外科の各分野に亘る論文、学会での発表・講演etc.…。
現在は、某大学病院にて先進医療のプロジェクトチームに加わっておられるそう。
ついこないだ田舎のババアのお乳切ったばっかなのに、一体何なんだその転身は。


夕方、帰宅したおっさんと
「おとーさん、○○先生は、何か学術っぽいってか、研究者だったみたいやわ」
「ほぅ、どれどれ、なるほど、こりゃ、日程的にあんたがこの土地最後の執刀やな」
「臨床だけじゃなくて医学博士号取って上を目指ささはるんやろね」
そんなことを話した。


田舎のババアとしてはむっとするとこもあるけど(笑)、今後の御活躍を心よりお祈りする。

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かったりぃー

ホルモン療法と言っても、一日一回小さな錠剤を忘れず服用するだけである。
このお薬は骨粗鬆症を誘発するらしいので、頂いた日に予防用の点滴を受けた。
先生曰く、
「二、三日微熱や関節痛が出る場合がある点滴なので、解熱鎮痛剤も処方しときます」
だそう、しかし、微熱どころか…。
四日間、39度超の高熱が出て、次に解熱鎮痛剤を飲めるまでの6時間が辛かった。
関節は、全身に関節があるんだなあと知らしめられるくらいどこもズキズキ痛かった。

その後本格的にホルモン抑制剤を服用し始めて思ったのは、かったるさだ。
やったらかったりぃー、かったるくて機能しねぇ、頭も心も身体も。

しょっぱなからこんなことでどうしよう、だわな、でも、何を言っても詮無い話。
抗癌剤は迷いに迷った挙句受けぬと決めたが、根性ねぇんで正解だったかもしれん。
とにもかくにも、私は死ぬまでこの私と付き合っていくしかない。

いま現在になってようやく知った。
あんた、案外自己愛の強い者だったんだね、と。
だから、私はあんたに一生付き合ってやるよ、そう自分に言い聞かせている。

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告知を受けたときは、割と冷静だった、まあしゃあないわな、と。
入院・手術して片乳になり退院した後も、割と冷静だった、まあこんなもんなんやろな、と。


近く各種業者さんが入るマンション全体の一斉点検がある。
あらまあ、ではお部屋を片付けなければって、のろのろながら動いた。
動いたつもりだが、あんまり動けなかった。
身体が私の意思を拒否しているみたいに。

あらためて思った。
ああ、そうか、私は一応癌患者なのだなあ。

すごくやりきれん気持になった。
ずっと泣かなかったのに、おっさんの目の前で涙をこぼしてもた。
こぼされたひとの気持を考えもせず。


涙はやはり我慢せなあかんな、せめて明日まで。
できれば、それがうれし涙になるかもしれん明日まで。

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あたりまえのこと

七月、悪性腫瘍の診断結果をおっさんに話したとき、彼は、
「昔は告知自体が大ごとやったのに、今は当の本人から聞かされるんやな」
ぽつり言い、黙り込んだ。
「そんだけ医学が進歩したんじゃね? フツーの病気なんやわ」
と、答えつつ、言われてみればそうだなあと思った。
古いドラマを思い返すと、本人にどう伝えるかみたいな周囲の懊悩シーンがよくあった。
それがテーマになっていたのさえあったような。

入院して、手術して。
そういうことには慣れてるんで、まあしゃあないわなあ、だった。
ただ、病院のベッドであれやこれや考えもした。


私は、ずっと、死ぬのが怖かった。
幼い頃母親に何度も訊いた憶えがある。
「おかあさん、人は死んだらどうなるの? どこへ行くの?」
そんな阿呆な恐怖心を五十路になるまで胸のはじっこに隠し持っていた。


だけど、たまたまひとりだった日の四人部屋の病室で先の事をぼんやりと考えたとき、
死ぬのをさほど怖いと思わなくなっている自分に気付いた。
すごく不思議だった。



死ぬのはこの世に生まれてきた全ての人にとってあたりまえのこと。
この歳になってようやくながらわかったのが、私の生においての収穫なのかもしれん。

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先生

実は、一昨日最もショックを受けたのは…。
初めから面倒をみてくれはった主治医であり執刀医でもある先生がいなくなってしまう、
そのことだった、てか、一昨日が最後の外来診察だった。
市立病院なんで、お役所っぽく見辛い掲示板にそういう文書が貼ってあっただけ。
最終日の診察を受けるまで、私は知らんかった。

一昨日も、
「きすけさん、排液を穿刺してから創の盛り上がった部分を削ってきれいにします。
少し痛いかもしれませんが、遠慮なく言って下さいね」
「はい、お願い致します」
ってな感じで、いつも通りのやりとりだった。
ただ、今後の治療についてまだ迷いがあると話したとき、すごく困った顔をされたので、
変な気はした。
「次の診察予約は部長にお願いしますね。
でも、急いで決める必要はありませんよ、御自身のお気持ちが最も大事です。
できたら私も来ます」
余計変な気がした。
なんで部長先生なんだろう?
なんで“できたら”なんだろう?

先の事を決めかねてはいるけれど、いずれにせよホルモン療法だけは受けねばならん。
診察後、その療法のための検査があって移動するとき、偶々通りすがりに掲示板を見た。
『外科の○○医師転勤、最終の外来診察は9月13日になります』
えっ、何だねそれ?
先生、聞いてないよぅー?
でも、お医者さんとしては、よくあーる話じゃーないかー (by日吉ミミ またかいw)。
転勤となっていたが、実際は退職、新天地の病院で活躍されるのだろう。


入院中毎日見てたら、甥っ子よりちょっと年嵩だったものの、雰囲気はやはり似ていた。
何より、言葉の柔らかさで安心感を得られた(甥っ子は私に似ずそういうええ男やねん)。
優しい先生でよかったな。
阿呆なんであからさまにきっついことを言われた場合、質問とか何もできへんかったやろし。



何だかんだでしょぼくれていた私に、帰宅したおっさんが言った。
「旅行しよ、一泊でも、隣町でも、旅行は旅行や。
うまいもん食って力つけて、そっからまたやってこに」

うん、行く!
もう少し待っててな、創が治ったら是非とも。

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